毎日新聞 2025/12/16 07:00(最終更新 12/16 07:00) 有料記事 2256文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷山上徹也被告の裁判員裁判で証人出廷した弁護士の神谷慎一さん。宗教2世らの問題について「知恵と工夫で貢献したい」と語る=岐阜市で2025年12月9日午後5時38分、林みづき撮影 かつて信仰していた宗教があった。脱会した後、一念発起して弁護士になった。 「宗教被害」に向き合う中で起きた前代未聞の事件は、痛恨でしかなかった。努力が足りなかったからだと自らを責め続けている。 「彼は間違った。ただ、私はおわびをしなければならない」。裁判で被告の前に立つ時が来た。心に刺さった「とげ」 弁護士の神谷慎一さん(55)=岐阜市=は20年以上前から、高額献金や霊感商法といった宗教にまつわる問題に取り組んできた。 信者やその家族の相談に乗り、信仰のある親の下で育った「宗教2世」の苦しみにも接している。 自身も世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者だったからだ。 大学3年の頃だった。1人暮らしの部屋に「アンケートに応じてほしい」と訪ねる人がいた。日ごろの興味や関心を問われ、国際的な問題を挙げると「素晴らしい。もっと学びませんか」。 4年生になって入信した。教団創始者の故・文鮮明(ムン・ソンミョン)氏は「メシア(救世主)」と教え込まれた。 友人関係を断ち切り、好きだったサッカー部は退部させられた。希望していた企業の内定も断った。 信者であることを隠して勧誘した。リウマチを抱えた親族に高麗ニンジンを買わせることもあった。これらは心に刺さった「とげ」として残っている。本当の愛は家族にあった 信仰は約10カ月で終わった。友人が両親に連絡してくれたのが脱会のきっかけだった。 家族は入信した自分を否定することはなかった…この記事は有料記事です。残り1639文字(全文2256文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>