初の「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が終了 地震の備えは継続を

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力丸祥子2025年12月16日 0時00分地震の影響で壁が崩落したショッピングセンターで、倒れたクリスマスツリーを撤去する作業員ら=2025年12月9日午後1時46分、青森県八戸市 8日の青森県東方沖を震源とする地震に伴い初めて発表された「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、16日午前0時に終了した。発表から1週間が経ち、政府は防災の「特別な備え」の呼びかけを終えた。ただ、平時でも巨大地震の発生が迫っているとして、家具の転倒防止など日頃からの備えは推奨する。 地震は8日午後11時15分に発生。最大震度6強の揺れを青森県八戸市で観測、岩手県・久慈港に最大70センチの津波が到達した。政府は大規模な地震が続けて起きる恐れがあるとして、9日午前2時、北海道から千葉県の太平洋側を中心とした計7道県182市町村を対象に、後発地震注意情報を発表した。発表は2022年12月の運用開始以降、初めて。 政府は、社会経済活動を続けた上で、家具の固定や避難場所、経路の確認といった日頃の備えの再点検とともに、すぐ逃げられる服で寝たり、非常持ち出し品を枕元に置いたりする「特別な備え」を求めた。 後発地震で想定されるのはマグニチュード(M)8級以上で、最悪の場合、日本海溝・千島海溝沿いを震源とし、30メートルの津波や死者20万人の被害が見込まれるM9級の巨大地震も懸念される。世界的には、M7級の地震から1週間以内に大規模な後発地震が発生するのは100回に1回程度とされ、2011年の東日本大震災の発生2日前にはM7級の地震があった。 発表中の12日午前、青森県東方沖を震源とする地震で、北海道と青森、岩手、宮城、秋田各県の38市町村で最大震度4を観測。一時、北海道と青森県の一部や岩手県、宮城県に津波注意報が発表された。ただ、後発地震として想定されるM8クラスより小さい規模の地震だった。この記事を書いた人力丸祥子東京社会部|気象庁クラブ専門・関心分野防災、合意形成こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ12月15日 (月)伊東市長選 杉本氏が初当選不具合時に安全装置切ったか電気使わない光の集積回路12月14日 (日)223人に取引条件明示せず「東京を狙い撃ち」と猛批判出産無償化 現金給付も検討へ12月13日 (土)今年の漢字は「熊」定数削減法案 見送りで調整ディズニーの動画生成可能に12月12日 (金)補正予算案 衆院本会議で可決FRB 3会合連続の利下げ決定カーリング女子 五輪出場へトップニューストップページへ初の「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が終了 地震の備えは継続を0:00新設メガソーラー、補助金対象外に パネルのコスト減や環境破壊で19:30ウクライナ国民、63%が「必要なだけ耐える」 戦争長期化を覚悟23:25スルガ銀、解決金121億円支払いへ 不正融資の顧客らに19:07上野動物園、パンダ「ゼロ」に嘆き続々 「泣きそう」「寂しい」18:45掃除ロボット「ルンバ」の米企業、破産法申請 中国企業の傘下に19:03