上野動物園、パンダ「ゼロ」に嘆き続々 「泣きそう」「寂しい」

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有料記事奈良美里 石平道典2025年12月15日 18時45分高氏貴博さんが12月14日に撮影したレイレイ=高氏さん提供 東京都台東区の上野動物園で飼育されている双子のジャイアントパンダ、シャオシャオとレイレイが来年1月下旬、中国に返されることになった。都が返還を発表した15日は休園日だったが、上野を訪れた多くのファンや地元の人たちが寂しさを語った。 「休園日」と大きく掲げられた上野動物園の門の前で、さいたま市のウェブデザイナー、高氏貴博さん(47)はつぶやいた。 「家族同然で、まるで我が子みたいな存在。やっぱり寂しいです」休園日にやってきた理由は… 高氏さんは10年以上にわたってほぼ一日も欠かさず園に通ってパンダを撮影し、写真をブログ「毎日パンダ」で発信してきた。パンダファンの間では有名な存在だ。 「見えないけれど、なるべく近くで同じ空気が吸えれば」と休園日も通っており、この日もいつものように上野へやってきた。休園日の上野動物園の門の前で写真を撮る高氏貴博さん=2025年12月15日午後1時20分、東京都台東区、奈良美里撮影 きっかけは2011年。仕事の空き時間に「軽い気持ち」で園に立ち寄った。 当時は2頭の親にあたるリーリーとシンシンが園に来て間もないころ。かわいらしさ、ユニークなしぐさ、フォルムのおもしろさにとりこになった。 「子どもの成長記録を写真におさめるような気持ち」で毎日通い続けてきた。高氏貴博さんが12月14日に撮影したシャオシャオ=高氏さん提供 返還が1月下旬に決まったことが報道され、気持ちは重たい。「毎日家に帰れば家族がいたのが、留学しちゃうような気持ちです」 ただ、決してネガティブな思いだけではないという。「毎日会えなくなるのは寂しいけれど、行った先での新しい暮らしがどうなるかという楽しみもある。明るい気持ちで、笑顔で送り出してあげたい」「泣きそうになった」 休園日ということを知らず…この記事を書いた人奈良美里ネットワーク報道本部専門・関心分野人権、福祉、障害石平道典東京ネットワーク報道本部|首都圏ニュースセンター専門・関心分野地域取材、東京23区、教育、文化こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ12月15日 (月)伊東市長選 杉本氏が初当選不具合時に安全装置切ったか電気使わない光の集積回路12月14日 (日)223人に取引条件明示せず「東京を狙い撃ち」と猛批判出産無償化 現金給付も検討へ12月13日 (土)今年の漢字は「熊」定数削減法案 見送りで調整ディズニーの動画生成可能に12月12日 (金)補正予算案 衆院本会議で可決FRB 3会合連続の利下げ決定カーリング女子 五輪出場へトップニューストップページへスルガ銀、解決金121億円支払いへ 不正融資の顧客らに17:53上野動物園、パンダ「ゼロ」に嘆き続々 「泣きそう」「寂しい」18:45「スタンド・バイ・ミー」監督が米ロスの自宅で死亡 事件の可能性も15:23ユニクロにも影響、服飾から言論人へ 有罪判決「リンゴ日報」の黎氏14:11増える障害学生どう支援? 合理的配慮で「諦めさせない環境整備を」17:00生理への配慮を女子スポーツから広げたい 起業の原点は中学時代の私15:00