遠藤孝康平川昌範毎日新聞 2025/12/17 07:00(最終更新 12/17 07:00) 有料記事 2568文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷砂浜で上陸訓練を繰り返す海上自衛隊のエアクッション艇=宮崎県日向市のお倉ケ浜で2025年10月17日午前9時28分、平川昌範撮影 ごう音を上げて沖から現れる揚陸艇、パラシュートを広げて上空から砂浜へ降りてくる隊員。自衛隊が自然の浜やグラウンドなど防衛施設以外の場所を使った訓練を頻繁に実施している。 有事を想定した実戦訓練で、防衛省は周辺地域への影響に配慮して訓練場所となった自治体に交付金を支出する制度も2023年度から始めた。 住民の生活圏に近い場所での訓練には地元の理解が不可欠で、交付金には訓練を円滑に実施するという狙いもある。 関連記事があります 人口流出の歯止めに? 山あいの町が歓迎する自衛隊の弾薬保管計画 「人より獣の方が多い」 弾薬保管計画が浮上した鹿児島の町の事情 日向灘を望む砂浜が約4キロにわたって続き、「日本の渚(なぎさ)百選」にも選ばれた宮崎県日向市のお倉ケ浜。 サーフスポットやアカウミガメの産卵地としても知られる白砂青松の地に10月中旬、海上自衛隊のエアクッション艇「LCAC」(エルキャック)が現れた。 LCACは空気で船を浮かせて海上を高速航行する全長28メートル、幅14・7メートルの水陸両用艇だ。 この日は沖合の海自輸送艦「おおすみ」から降ろされ、水しぶきを上げて砂浜に上陸。Uターンして再び沖合に引き返していく訓練を繰り返した。 訓練は海自と日向市が16年に協定を結んで始まった。島しょ防衛を想定した上陸訓練で、アカウミガメの産卵期を避け、1~3月と10~12月の間に年4回、それぞれ数日間にわたって実施されている。 付近には「立入(たちいり)禁止」の看板が立てられ、迷彩服の自衛官が周囲の警戒に当たった。 浜にはごう音が響いたが、散歩中に看板に気付いて見物に訪れたという近くの50代の男性は「いつものことなので、うるさいと感じたことはない」と話す。 市内の細島港にはしばしば海自艦が入港する。補給や隊員の飲食店利用などによる経済効果への期待もあり、地元の商工会議所が誘致活動を続けてきた。 LCACの訓練に対しては騒音や漁業、環境への影響を懸念する声が一部あるものの、歓迎ムードの方が大きい。 日向市は南海トラフ地震が起きた場合、最大で15メートルの高さの津波が想定される。 商工会議所の幹部は「かつては自衛艦が来るだけで反対の声が上がったものだが、…この記事は有料記事です。残り1635文字(全文2568文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>