250億円寄付の夫婦、機器にも4億円 市立病院が手術支援ロボ導入

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三浦宏2025年12月20日 9時00分兵庫県の宝塚市立病院が導入した最新の手術支援ロボット「ダビンチ5」=2025年12月18日午前11時25分、兵庫県宝塚市、三浦宏撮影 兵庫県宝塚市立病院に、最新型の手術支援ロボット「Da(ダ) Vinci(ビンチ)5」が、県内で初めて導入された。今年2月、同病院の建て替え費用として250億円を寄付した市内在住の夫妻が、最新機器の購入についても4億円を寄付していた。 同病院によると、米国製のダビンチシリーズは、全国で約800台が使われているが、これまで同病院にはなかった。当初、約2億円の廉価版の購入を検討していたが、寄付によって今年7月に発売されたばかりの最新型の導入が可能になった。 同病院はロボット支援手術について、開腹手術に比べて傷口が小さいことから、出血が少ない▽手術後の痛みが軽減▽回復が早く入院期間が短い、などのメリットがあるとした。さらに最新型は旧型と比べ、4本のアームを動かして、糸を結ぶ際などの微妙な力加減も可能になった。AIを使った画像の解像度も4倍にアップしているという。 同病院には現在、機器を扱う資格を持つ医師が2人おり、新年から、泌尿器科の前立腺がん手術や、外科の大腸がん手術などに使う。来年4月から再開する婦人科の手術でも活用する予定だ。年間100~200例の実施をめざす。 小児科医でもある森臨太郎市長は、18日にあったお披露目のデモンストレーションに立ち会った。「手術支援ロボットが導入できたことで、開腹手術では届きにくい部位のがん手術など命を守る診療のギアを、大きく上げることができる。感謝している」と喜んだ。 寄付者の元会社役員、岡本光一さん(78)と妻の明美さん(76)は「より良い医療が提供され、高齢になっても市民が安心して暮らし続けられる宝塚市になることを期待しています」とコメントを寄せた。こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ12月20日 (土)日銀が利上げ決める来年度の与党税制大綱を決定首都直下地震 新たな被害想定12月19日 (金)「年収の壁」178万円に山上被告に無期懲役を求刑スマホ新法施行、決済自由に12月18日 (木)臨時国会が閉会トランプ氏、「封鎖」を指示ガソリン、4年ぶりの150円台12月17日 (水)18.3兆円 補正予算成立初の後発地震注意情報が終了生ハムピンチ 供給不足の恐れトップニューストップページへ「ラスボス」を更迭、税調は変わったか 高市官邸に言いなりの現実も19:41日本人を相対的に貧しくした円安 日銀のわずかな利上げでは効果なし6:00官邸幹部の「核保有」発言、木原官房長官「政府は非核三原則を堅持」21:59米軍がシリアでIS関連施設を攻撃 米兵ら3人殺害に対する報復8:13結婚の条件は「娘の借金返すなら…」 型破りな父が示した紙束の正体6:00温泉入るサルは湯冷めしないの? 毛で保温、汗少ないが解明は途上9:00