毎日新聞 2025/12/20 09:15(最終更新 12/20 09:15) 943文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷西郭まで運んだベンチを囲む伊香高生=長浜市木之本町の田上山で2025年12月8日午前11時29分、長谷川隆広撮影写真一覧 来年放送のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」を機に、多くの観光客に来てもらおうと滋賀県立伊香高校(長浜市木之本町木之本)は、授業で作った武将名入りベンチ9台を同校裏にある田上(たがみ)山(323メートル)に設置した。豊臣秀吉が柴田勝家と激突した賤ケ岳合戦の際、ドラマの主人公となる秀吉の弟秀長が田上山に陣を置いたことで知られる。放送を見て訪れた観光客をベンチでおもてなしする。 長浜市内では来年2月から大河ドラマと連携して地域活性化を図る「北近江豊臣博覧会」の開催が予定されている。同博覧会賤ケ岳合戦部会からベンチの製作・設置の依頼を受け、「魅力ある県立高校づくり」の実践モデル校でもある同校が学習の一環として取り組んできた。Advertisement 設置に参加したのは自然環境コースの3年生15人。ベンチは5、6月にびわ湖材の杉の心材を使って製作した。設置するにはベンチを担いで登山する必要があるため、夏の猛暑を避け、あえてこの時期を選んだ。3分割したベンチを背中にくくりつけて山に登る伊香高生=長浜市木之本町の田上山で2025年12月8日午前10時27分、長谷川隆広撮影写真一覧 ベンチ1台は重さ約20キロ。中腹まで車で運び、そこでいったん3分割。生徒らは、分割したベンチをそれぞれ背中にくくりつけて山を登った。元気いっぱいに登る生徒もいれば、ベンチの重さもあって息切れする生徒も。 頂上付近にある西郭(くるわ)に2台、頂上と中腹の間に4台、中腹に3台を設置。ベンチには賤ケ岳合戦で活躍した加藤清正や福島正則、片桐且元ら七本槍として知られる武将の名前を一人ずつ刻印したプレートを取り付けた。いずれも生徒がデザインし、レーザー加工機で製作。併せて家紋や伊香高校の文字も刻印した。登山途中、推し武将の名が入ったベンチを探して楽しむこともできる。 また、今月中に秀長の名前を刻印したプレートも作り、西郭に置いたベンチ2台のうち1台に取り付ける。秀長は合戦の際、西郭で采配を振ったとも伝わっており、ベンチに座って秀長に思いをはせてもらう。西郭は南北に展望が開けており、北は余呉方面、南は小谷山や虎御前山を見ることができる。運搬のために3分割したベンチを設置場所で再び組み立てる伊香高生=長浜市木之本町の田上山で2025年12月8日午前10時50分、長谷川隆広撮影写真一覧 ベンチを担いで運んだ江川龍輝さん(3年)は「ベンチを作る時に家紋を調べたりして、歴史に興味を持てた。登るのはきつかったけど、木之本に多くの人が来てくれることが楽しみ。この地域の歴史を全国に広げてもらいたい」と話した。【長谷川隆広】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>