毎日新聞 2025/12/29 11:38(最終更新 12/29 11:38) 1428文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷共同記者会見に臨むトランプ米大統領(右)とウクライナのゼレンスキー大統領=米南部フロリダ州で2025年12月28日、AP トランプ米大統領は28日、ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領と米南部フロリダ州で会談し、米主導の和平案について協議した。焦点となった領土問題は合意に至らなかった。トランプ氏は会談後の共同記者会見で和平交渉について「大きな進展があった」と強調しつつ、不調に終わる可能性にも言及した。1月に首都ワシントンでウクライナや欧州の首脳と会合を開くという。トランプ氏「合意しない可能性も」 トランプ氏は会談に先立ち、プーチン露大統領とも同日に電話協議した。タス通信によると、両首脳は安全保障と経済に関する二つの作業部会を設置して危機解決への取り組みを続けることで合意した。Advertisement ゼレンスキー氏の訪米は10月のホワイトハウス以来で、今回はトランプ氏の私邸「マールアラーゴ」が会談の会場となった。米とウクライナは20項目の和平案を策定中で、主張に相違がある領土問題とロシアの再侵攻を防ぐ「安全の保証」で進展が得られるかが焦点となっていた。 トランプ氏は共同記者会見で、戦争終結に向けて「我々は非常に近いところまで来ている」と説明。領土問題に関しても進展があったとしつつ、「大きな問題の一つだ」と指摘した。 米欧が提供する「安全の保証」については、ゼレンスキー氏が「100%合意した」と説明したが、トランプ氏は「あとわずかの所まで来ている」と述べるにとどめた。「一つ、二つの非常に厄介な問題がある」とも語った。 さらに、トランプ氏は和平交渉の見通しについて「順調に進めば数週間だが、非常に悪い場合は合意しない可能性もある」と強調した。「時期は言いたくないが、我々はやり遂げられると考えている」とも述べた。トランプ氏は会談前、記者団に交渉に「期限」は設けない方針を示している。 ゼレンスキー氏は会見で、20項目の和平案に関して多くの成果があったとし、「90%」合意しているとの見方を示した。 米とウクライナのこれまでの協議では、領土問題やロシアが占拠するウクライナ南部のザポリージャ原発の管理に関して主張に隔たりがあった。強硬姿勢崩さぬロシア側 会談前のゼレンスキー氏の説明によると、米側は領土問題について、ロシアが約7割を占領するウクライナ東部ドネツク州からウクライナ軍が撤退し、同州に非武装中立の「自由経済地域」を設けることを提示している。 ただ、ウクライナ側は撤退に応じる場合、露軍も同程度の範囲で撤退することを要求している。譲歩を迫られる場合には、和平案を国民投票にかけるとし、安全確保のために最低60日間の停戦が必要だとしている。 安全の保証に関しては、米側は北大西洋条約機構(NATO)の集団防衛を定めた北大西洋条約第5条に類似する仕組みを想定し、更新可能な15年間の枠組みとすることを提案。一方、ゼレンスキー氏はより長期の枠組みを求めている。 米メディアによると、米政権のウィットコフ中東担当特使らは10月以降、28項目の和平案の策定を進めた。だが、ロシアの要求に沿ってドネツク州を含むドンバス地域の割譲やウクライナ軍の大幅な規模の縮小が盛り込まれるなど、ウクライナに事実上の「降伏」を求める内容だった。 これに対して、ウクライナ側は米国に修正を求めて協議を重ねてきた。ただ、報道によると、プーチン氏は「ウクライナが平和的な解決を望まない場合、すべての問題を武力で解決する」と主張。領土問題での強硬な姿勢を崩していない。【ワシントン松井聡】【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>