有料記事大貫聡子 伊木緑2025年12月27日 14時00分取材に応じた女性検察官。支援者らとともに、捜査・裁判に関する実態調査にとりくむ 性暴力の捜査や裁判の場で、無理解から、被害者が傷つけられたり、被害が軽んじられていると疑問を抱いたりする場面がある。上司だった大阪地検検事正(当時)から性暴力を受けたと訴える女性検察官とその支援者らが、性暴力被害と二次被害の実態調査アンケートを始めた。いま性暴力被害に対する司法の問題点を探ろうとする意味を、女性に聞いた。――なぜいま調査をするのですか? 検察官として多くの性犯罪の捜査・裁判を担当しました。しかし私自身が被害に遭い、性暴力がいかに被害者を粉々に壊しすべてを奪う犯罪であるか、思い知りました。 最も安全だと思っていた組織で信頼していた上司から突如受けた性被害。強い衝撃を受け、現実として受け止められませんでした。 誰にも知られたくない、仕事を失いたくない、家族を傷つけたくない、でも卑劣な犯罪を許せない――。葛藤し続け、被害を申告するまでに6年の時間がかかりました。――強姦(ごうかん)罪から強制性交罪、さらに同意の有無に主眼を置く不同意性交罪へ。被害者の声を受けて刑法は改正を重ねてきました。 私が被害を公表した後、ほか…この記事を書いた人大貫聡子くらし報道部専門・関心分野ジェンダーと司法、韓国、マイノリティー伊木緑東京社会部専門・関心分野ジェンダー、メディア、スポーツこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ12月27日 (土)ニュースの要点はお休みです12月26日 (金)入学金二重払い 負担軽減方針ハローワークの9割超にノルマ無痛分娩普及率、6年連続上昇12月25日 (木)ロキソニンなど追加負担へ外国籍の採用 一部見直しへ尾崎将司さん死去 78歳12月24日 (水)今年の出生数、66万8千人程度子どもの所在 つかめぬ自治体政府 メガソーラー規制強化へトップニューストップページへ関越道67台絡む事故、炎上トラックから遺体 死者2人負傷26人に14:30ゼレンスキー氏「和平案を国民投票に」 60日の停戦が条件 米報道11:44私たちはデジタル空間の「農奴」 怒りが増長させる米中クラウド帝国9:00「トケマッチ」開始直後に質入れ 腕時計2千本超で18億円得たか5:00三角パック牛乳、残るは1社に「コストかかっても…」作り続ける理由11:00平均寿命、躍進の滋賀、転落の沖縄、短命の青森が集まり分かったこと12:01