Raycast for Windowsがついに登場。基本機能は無料で使える最強ランチャー

Wait 5 sec.

macOSで圧倒的な支持を集めてきたランチャーアプリ「Raycast」のWindows版が11月20日に公開されています(公式Blog)。現在パブリックベータ版として提供されていて、ベータ期間中はAI機能も無料で利用可能です。Raycast for Windowsは、Windowsに馴染むデザインとショートカットを採用し、アプリ検索だけでなく、ゲームも同じ検索体験で呼び出せるなど、単なる移植ではなく「WindowsのためのRaycast」として作られています。Windowsには、Raycastが求めるレベルのシステム全体検索が存在しないため、開発チームが独自のファイルインデクサをゼロから開発しています。リアルタイムでファイルをスキャンし、即時に検索結果を返す"Raycastらしい"スピードを実現しています。Raycastの真骨頂である拡張機能(Extensions)もWindowsで利用可能です。スマートホーム操作テキスト翻訳Notion検索GitHub PR管理GIF検索LinearのIssue確認など、数千の拡張機能のうち、すでに数百がWindows対応済みで、毎日のように対応数が増えています。拡張機能はReact + TypeScriptで自作することができ、APIはクロスプラットフォーム設計のため、MacとWindowsの両方で動く拡張を簡単に作成することができます。パブリックベータ期間中は、Quick AIを無料で使用することができます。ホットキーでRaycastを開き、質問を入力して Tabを押すだけで回答が返ってくる機能です。OpenAI GPT‑5 miniを搭載し、クイックな調べ物から深いリサーチまで対応しています。Pro機能の一部はまだ未対応ですが、必要なら追加のLLMを選ぶこともできるそうです。Raycastの主要機能はすでに利用可能Windows版はベータ版とはいえ、Raycastの主要機能はすでに利用可能です。以下のような機能が実装されています。アプリの即時起動ウィンドウ管理ショートカットクリップボード履歴QuicklinksSnippetsシステム全体のファイル検索豊富な拡張機能今後、AI ChatやNotesなどの機能もWindowsに追加予定で、アップデートは頻繁に行われ、macOS版と同等のパワーを目指して進化していく予定です。コマンドパレットの強力なライバルに?Windows向けのアプリケーションランチャーといえば、Microsoftが開発を主導するPowerToysの「PowerToys Run」や「コマンドパレット」を使っている方も多いかもしれません。Raycast for Windowsは、macOS生まれのツールですが、Windows向けランチャーとしても人気を集めることができるのか今後に注目です。Raycast for Windowsは手動でインストーラーをダウンロードするか、Microsoft Storeを利用してインストールすることができます。[via 窓の杜]