宮内庁、新旧長官が会見、皇族数減少めぐり西村氏「じくじたる思い」

Wait 5 sec.

中田絢子2025年12月25日 19時19分退任会見に臨む宮内庁の西村泰彦・前長官=2025年12月25日午後4時12分、宮内庁、嶋田達也撮影 宮内庁長官が24日に交代し、25日、新旧長官が記者会見に臨んだ。退任した西村泰彦前長官(70)は、安定的な皇位継承と皇族数減少への対応について国会での議論集約に至らず、「大変じくじたる思い。早く、多くの国民が支持してくれる案をぜひつくっていただきたい」と語った。 次長から長官に就任した黒田武一郎氏(65)は「極めて責任の重い仕事に就いた。微力だが、努力を尽くしてまいりたい」と抱負を語った。そのうえで皇族数減少について、安定的な皇位継承の確保や活動の維持から課題があるとして国会での議論の進展を求め、「様々な機会を通じてこの問題の重要性を説明して参りたい」と述べた。 黒田氏は、1982年に自治省(現・総務省)に入り、消防庁長官や総務次官などを歴任し、2023年12月に宮内庁次長に就任した。 西村氏は2016年に次長に就き、19年12月から6年間長官を務めた。この日の会見で印象に残った出来事として、コロナ禍で一般参賀中止を決めたことやオンラインによる公務の導入などのほか、天皇、皇后両陛下の被災地訪問への同行を挙げ、「国民が苦しんでいる時に寄り添われる皇室は国民の心のよりどころと言って過言ではない」と振り返った。この記事を書いた人中田絢子東京社会部|宮内庁担当キャップ専門・関心分野皇室、憲法、平和、政治、運輸こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ12月25日 (木)ロキソニンなど追加負担へ外国籍の採用 一部見直しへ尾崎将司さん死去 78歳12月24日 (水)今年の出生数、66万8千人程度子どもの所在 つかめぬ自治体政府 メガソーラー規制強化へ12月23日 (火)H3ロケット、打ち上げ失敗性犯歴の確認対象 政府指針案高校の「数学」再編へ12月22日 (月)国籍取得 居住「10年以上」に台湾有事 フィリピンに危機感働きアリに「女王殺し」誘導トップニューストップページへ求職者なりすまし、ハローワーク職員を戒告 9割超で職員に数値目標17:13入学金の二重払い、私立210大学が返金など実施・検討 国が初調査16:19林総務相が選挙運動の収支報告書を訂正 労務費の13人計13万円分17:30国分太一さんの人権救済申し立て、日弁連「扱わず」 日テレ対応巡り17:40堕胎失敗で誕生した女性が語る ホルマリン漬け赤ちゃんに重ねた人生17:00映画「国宝」に重なる祖父の思い出 中村壱太郎さん語る歌舞伎の魅力17:00