板倉大地2025年12月25日 18時54分ライフル銃でクマを駆除するチームの隊員が、出動式で秋田県警本部長に敬礼した=2025年11月13日午前10時3分、秋田市、藤原伸雄撮影 警察庁は25日、クマの駆除のために岩手と秋田の両県警にほかの警察から特別派遣していた機動隊員の活動を、26日で終了すると発表した。今後は両県警がそれぞれ整備した機動隊員らによるチームが対応するという。 特別派遣は両県でクマの出没が相次いだことを受けて11月から実施された。警察庁はライフル銃をクマの駆除に使用できるよう国家公安委員会規則を改正。特別派遣された機動隊員を含む4人一組のチームが、両県に二組ずつ配置された。クマの駆除のために岩手県警などの警察官で編成されたチームが出動式に臨んだ=2025年11月13日、岩手県滝沢市、坂田達郎撮影 チームはクマの特性を学んだり射撃訓練をしたりしながら待機し、出没現場にハンターが足りない場合などに出動して駆除を担う。駆除の体制が整備されてから約1カ月半の間にチームが派遣されたのは、クマ2頭が出没した岩手県岩泉町の現場のみ。射撃は実施されなかった。 特別派遣を受けなくても駆除を実施できる態勢が整ったとして、両県警は新たに、機動隊員らによるチームをそれぞれ二組ずつ編成。警察庁はクマの被害が深刻な他の都道府県警に対しても、駆除を担うチームを立ち上げるよう指示している。この記事を書いた人板倉大地東京社会部|警察庁担当専門・関心分野事件、事故、警察行政相次ぐクマ被害クマが人の生活圏に出没するケースが増え、人身被害も相次いでいます。被害現場の取材を通して見えたものや対策、専門家の知見をまとめます。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ12月25日 (木)ロキソニンなど追加負担へ外国籍の採用 一部見直しへ尾崎将司さん死去 78歳12月24日 (水)今年の出生数、66万8千人程度子どもの所在 つかめぬ自治体政府 メガソーラー規制強化へ12月23日 (火)H3ロケット、打ち上げ失敗性犯歴の確認対象 政府指針案高校の「数学」再編へ12月22日 (月)国籍取得 居住「10年以上」に台湾有事 フィリピンに危機感働きアリに「女王殺し」誘導トップニューストップページへ求職者なりすまし、ハローワーク職員を戒告 9割超で職員に数値目標17:13入学金の二重払い、私立210大学が返金など実施・検討 国が初調査16:19林総務相が選挙運動の収支報告書を訂正 労務費の13人計13万円分17:30高市首相、当初予算122兆円を表明 国債発行「財政規律にも配慮」16:48国分太一さんの人権救済申し立て、日弁連「扱わず」 日テレ対応巡り17:40信号無視の危険運転が娘を奪った 法改正たぐりよせた父の5年9カ月11:23