韓国・務安の旅客機事故から1年 解明されぬ原因、遺族は政府に反発

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毎日新聞 2025/12/29 19:15(最終更新 12/29 19:15) 808文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷179人が死亡したチェジュ航空機事故から1年となり、追悼式に出席する人々=韓国南西部の務安国際空港で2025年12月29日午前10時20分、日下部元美撮影 韓国・南西部の務安国際空港で179人が死亡した旅客機事故から29日で1年を迎え、空港内で追悼式が行われた。政府は事故原因の調査を進めているが、真相究明には至っていない。遺族は調査をめぐって政府の対応に反発しており、中間報告書の公表も延期となっている。 事故機(乗員・乗客181人)はタイ・バンコクを出発したチェジュ航空のチャーター便だった。昨年12月29日、遭難信号を送った後に胴体着陸を試みたが、減速できず、滑走路の先にあった高さ約2メートルのコンクリート構造物に激突した。Advertisement 着陸前にエンジンが鳥を吸い込むなどの「バードストライク」が起きたとされているが、車輪など着陸装置が作動せず胴体着陸にいたった原因などは解明されていない。 また、本来は滑走路周辺の構造物は衝突時に壊れやすい構造にすべきであるにもかかわらず、堅固なコンクリート構造物が設置されたままだった経緯も明らかになっていない。179人が死亡したチェジュ航空機事故から1年となり、追悼式であいさつをする遺族代表の金愉真さん=韓国南西部の務安国際空港で2025年12月29日午前10時18分、日下部元美撮影 追悼式で遺族代表の金愉真(キムユジン)さん(45)は「遺族が望むのは特別な待遇ではなく、惨事が繰り返されないようにする国家の最低限の義務だ」と指摘。「犠牲が無駄にならないよう、真実が明らかになり、責任が問われるまで私たち遺族は歩みを止めない」と強調した。被害者の名前が読み上げられると、名前を連呼しながら泣き叫ぶ遺族もいた。 李在明(イジェミョン)大統領は追悼式に合わせたビデオメッセージで、調査委員会の独立性を強化して、原因究明に全力を尽くすと強調した上で、「小さな危険性も見逃さない、全ての人にとって安全な国をつくる」と述べた。 遺族らは、これまでの韓国国土交通省の事故原因分析について「専門性と透明性が全く保証されておらず、調査を信頼できない」と批判。国交省は今年末までに中間報告書を公表する方針だったが、遺族らの反発を受けて延期を判断。政府は調査委員会を独立機構とするための手続きを進めている。【務安・日下部元美】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>