2025.10.06乗りものニュース編集部tags: 海上保安庁, 航空, 船, 飛行機海上保安庁は2025年10月1日、硫黄島の千鳥ヶ浜に新たな火口が形成されたと発表しました。 海上保安庁は2025年10月1日、硫黄島の千鳥ヶ浜に新たな火口が形成されたと発表しました。拡大画像火山島観測を行う海上保安庁機(画像:海上保安庁) 公式Xでは動画も投稿されており、「千鳥ヶ浜に新たな火口が形成され、高さ約600mまで白色噴煙が上がっていました」と報告しています。 硫黄島は、活発な火山活動を続ける火山島として知られており、毎年少しずつ隆起して島の面積を広げています。その影響で、約80年前の第二次世界大戦中にアメリカ軍が簡易的な船着き場を作るために海底に沈めた古いコンクリート製の船が、地表に姿を現す現象も確認されています。 今回の調査では、硫黄島のほか西之島の動画も投稿され、「西之島にある火口湖では、表面から少量の水蒸気が上がっていました」と、その変化も報告されています。 海上保安庁の海洋情報部では、火山島や海底火山の調査も行っており、航空機による上空観測のほか、測量船による海底地形などの調査も実施されています。さらに、ここ数年は大型無人機MQ-9B「シーガーディアン」による調査・観測も行われています。【次ページ】【動画】すげえ、火口のドアップと煙…これが観測時の様子です【昔の沈没船が!】隆起する硫黄島で発見される米軍船(画像)