毎日新聞 2025/10/6 05:00(最終更新 10/6 05:00) 有料記事 2039文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷赤ちゃんが遺棄された現場。ゴミ箱は事件当時とは違うものが置かれていた=東京都内で2025年9月30日午後0時15分、安達恒太郎撮影 東京都内のアパートで1年3カ月前、外に置かれたゴミ箱の中から新生児が見つかった。 生まれたのは発見のおよそ12時間前。ずっとゴミ箱に入れられていた。「生きていたことは奇跡」。後に産婦人科医はこう評した。 殺人未遂容疑で逮捕・起訴されたのは23歳の母親だった。なぜ生まれたばかりの我が子を捨てたのか。法廷で驚くべき発言を繰り返した。 「『推し』のライブがあった」「終わったら自首するつもりだった」「赤ちゃんの腕だ」 「オギャー」 2024年6月20日午後6時半ごろ、このアパートに住むフォトグラファーの清瀬宏光さん(55)は、外階段の近くにあるゴミ箱のほうから泣き声を聞いた。 「猫の声だろうか」 気になってゴミ箱の蓋(ふた)を開けた。中にはビニール袋があり、袋の開口部からタオルがはみ出ていた。 何かが入っているようだが、声はしなかった。不思議に思い半透明の部分を凝視した。すると赤みがかったものが見えた。 「赤ちゃんの腕だ」 とっさにゴミ箱の蓋を閉めた。 「オギャー」 中からもう一度、泣き声が漏れた。急いでスマートフォンを取り出し110番した。 駆けつけた警察官らは赤ちゃんを救急搬送し、鑑識活動を始めた。事件の捜査が始まった。 「体は真っ赤で汗だくだった。なぜ新生児を捨てるようなことをするのか。許せない」 清瀬さんは記者の取材に当時を振り返った。心の支えだった「メン地下」 発見から13日後、警視庁はアパート近くに住む北川望歩(のあ)被告(23)=殺人未遂罪で起訴=を逮捕した。 「赤ちゃんにひどいことをして本当に申し訳ない」 北川被告は25年9月、東京地裁422号法廷で始まった裁判員裁判に黒のスーツ姿で出廷し、起訴内容を認めた。 そして、心の支えにしていたアイドルの存在を語り始めた。 被…この記事は有料記事です。残り1288文字(全文2039文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>