学校行けるなら優先順位低い? 不登校後、通い続けた「地獄」の日々

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有料記事狩野浩平2025年10月5日 17時00分無理をして高校に通い続け、なんとか卒業した男性=2025年9月10日午後2時58分、東京都新宿区、狩野浩平撮影 「学校に通い続けていた時期は地獄だった」 今春に東京都内の私立高校を卒業した男性(19)は、高校生活の後半をそう振り返る。 もともとは欠席が少なく、賞をもらうほど。だが高2の1学期、部活での人間関係や恋人との関係で深く悩んだ。さらに授業中の携帯電話使用が担任に見つかった。叱られても仕方がないことはわかっていたが、その指導は暴言交じりで、強い恐怖を感じた。 勉強は苦手で、クラスでは「いじられキャラ」。学校ではテストの点数が張り出されることもしばしばあり、夏休みの課題の成果をはかる小テストでも、とことんいじられた。それまでもよくあることではあったが、心の中ではずっといやだった。国の不登校の定義には当てはまらないものの、様々な困難や課題を抱えながら学校に通い続ける子どもたちがいます。どんな思いで、何を支えに通い続けているのか。取材しました。 そういったことが積み重なったのか、2学期の始業式の翌朝、体中が痛くなり、ベッドで動けなくなった。担任の声を聞くだけでも怖く、保健室で休みつつ、体調が良い時に授業に出た。進級時は通信制高校に移ることも真剣に考えた。 ただ、所属するダンス部の仲間と顧問は大好きだった。みんなで笑って卒業写真を撮ることが恩返しになる――。その一心で踏みとどまり、3年時は学校に通った。自分はがんばれた。でも… 「つらいつらいつらい」「早…この記事を書いた人狩野浩平東京社会部|教育担当専門・関心分野いじめ、不登校、子どもの権利、ニューロダイバーシティー、幼児教育、性暴力こんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ10月5日 (日)高市早苗氏が自民党新総裁にハマス、条件付きで合意動画生成AI、修正へ10月4日 (土)自民党総裁選 きょう投開票インフルエンザ 流行期入りコメ4キロでの販売広がる10月3日 (金)「反軍演説」議事録 復活案浮上国勢調査 同性カップル数えず外来タヌキ ウミガメを襲う10月2日 (木)NHKのネット利用が「有料化」米政府機関が一部閉鎖に東京都、無痛分娩の助成開始トップニューストップページへ高市氏「シカ」発言の先にある狙い 「タカ派」が向き合うアジア外交14:00遊覧船が岸壁に接触か 十数人けがとの情報 静岡・沼津港17:11世界遺産・白川郷の合掌造り集落にクマ出没 スペイン人観光客が軽傷14:20中国映画「731」なぜ酷評? 時代考証に疑問符、意味不明シーンも12:00きょう凱旋門賞、日本から3馬が挑戦 過去の敗北から見えてきた適性17:00学校行けるなら優先順位低い? 不登校後、通い続けた「地獄」の日々17:00