毎日新聞 2025/10/6 20:14(最終更新 10/6 20:14) 821文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷東京地裁=東京都千代田区で、米田堅持撮影 三菱UFJ銀行の支店の貸金庫から顧客の金品(計約3億9000万円相当)を盗んだとして窃盗罪に問われた元行員、山崎由香理被告(47)に対し、東京地裁は6日、懲役9年(求刑・懲役12年)の実刑判決を言い渡した。小野裕信裁判官は「支店長代理など銀行から信頼されて与えられた責任ある立場を悪用した。短絡的に犯行を繰り返し、厳しい非難を免れない」と述べた。 判決は、動機は外国為替証拠金取引(FX)で出した損失の穴埋めのためだったと認定。支店に保管された予備の鍵を使って貸金庫を開ける手口で、鍵は限られた立場の行員しか使えないものだったとした。被告は上司らに相談せずに被害を拡大させ、弁済も一部にとどまると批判した。Advertisement 被告は公判でギャンブル依存症だと認めていた。判決は、被告が依存症の治療に向き合って更生すると誓っていることを被告に有利な事情に挙げた。 小野裁判官は言い渡し後、「自分のどこに問題があり、どこで引き返すべきだったのか考えることが必要だ」と説諭し、被告は真っすぐ前を向き聞いていた。 判決によると、山崎被告は2023年3月~24年10月、練馬支店(東京都練馬区)と玉川支店(世田谷区)で、顧客6人から預かった金塊計約26キロ(時価総額約3億3000万円相当)や現金計約6145万円などを盗んだ。 三菱UFJは事件を受けて、貸金庫サービスからの撤退も検討したが、災害対策などで一定の需要があるとして継続することにした。再発防止のため予備鍵を支店ではなく、本店で一括管理するように変更した。 公益社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」は、1回で多額のもうけが出ると脳内に快楽物質が出て、より強い刺激を求めて賭け金が大きくなる点で、FX取引とギャンブルには同じ特徴があるとする。田中紀子代表は「意志の強さに関係なく、ギャンブル依存症は誰でもなる可能性がある。家族や第三者が連携して治療や対応に当たることが必要だ」と指摘する。【安達恒太郎】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>