26年前の名古屋女性殺害事件、裁判の争点はどうなる?専門家の見方

Wait 5 sec.

深掘り2026年3月5日 16時45分高橋俊成高校時代の安福久美子容疑者=関係者提供 名古屋市西区のアパートの一室で1999年、住人の高羽(たかば)奈美子さん(当時32)が殺害された事件で、名古屋地検は5日、殺人容疑で逮捕された安福(やすふく)久美子容疑者(69)を殺人罪で起訴した。認否は明らかにしていない。安福容疑者は、今後、公判前整理手続きを経て、裁判員裁判で審理される見通しだ。注目される公判。考えられる争点を専門家に聞いた。 安福容疑者は、今後、公判前整理手続きを経て、裁判員裁判で審理される見通しだ。注目される公判。考えられる争点を専門家に聞いた。 元刑事裁判官の水野智幸・法政大法科大学院教授は、DNA型鑑定に注目する。現場に残された血痕のDNA型と、容疑者のものが一致したことが逮捕の決め手となった。水野教授は「犯人性を裏付ける重要な証拠で、検察側立証の大きなポイント」とみる。 一方、事件発生が四半世紀以上前ということもあり、鑑定手法や資料の保管状況に問題がなかったかどうかを弁護側が追及する可能性もあるとみる。 また、容疑者は昨年10月の出頭時、犯行をほのめかす供述をし、現場検証での説明も現場の状況とおおむね一致していたとされる。水野教授によると、自白に任意性や信用性があるかどうかも争点になりうるという。 仮に有罪となった場合について、「20年以上、逮捕を免れていたなら、情状は悪く量刑は重くなるだろう」とみる。安福容疑者と被害者の夫、高羽悟さん(69)との高校の元同級生という関係性を踏まえ、事件に至った経緯や動機を、検察側と弁護側の双方がどう立証するかが焦点になるとみている。 一方、元検事の亀井正貴弁護士は、刑事責任能力が争点となる可能性を挙げる。元同級生という意味で、容疑者と接点があったのは、奈美子さんではなく悟さん。「妻を狙ったことに合理性が感じられない。精神状態がどうだったのか。理解できるような動機があったのか」と指摘する。 名古屋地検は容疑者の精神鑑定の結果を踏まえ、刑事責任能力を問えると判断したとみられる。公判前整理手続きの段階で、弁護側の請求で精神鑑定が行われる例もあり、亀井弁護士は「弁護側も責任能力の争点化や情状面での立証のため、今後、精神鑑定を申請することはありうる」とみる。 「理解できないような動機を挙げ、責任能力を争うことになるのか。納得できるような動機があり、情状面で減刑を求める形になるのか。いずれにせよ被告人質問がヤマ場になるだろう」と話す。【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月5日 (木)旧統一教会に解散命令イラン情勢受け東証3日続落米軍、エクアドルで軍事作戦3月4日 (水)対イラン攻撃 長期化を辞さず南鳥島で核ごみ調査申し入れ女性7割「性的からかい」経験3月3日 (火)原油価格、一時12%急騰ハメネイ師の居場所特定 なぜ大江健三郎の未発表小説発見3月2日 (月)イラン最高指導者 殺害される商船三井 ホルムズ海峡足止め節約志向 落ち込む肉消費トップニューストップページへ政府、湾岸諸国の空港封鎖で足止めの邦人をチャーター機で退避支援へ15:18EUはトランプ新関税「15%」免除か 米、週内にも税率引き上げへ14:03カイロス失敗、安全システムに異常起きた可能性 高度29キロで爆発15:55「台湾独立勢力に打撃を与える」 習近平指導部が全人代で初めて表明12:14イラン攻撃、米はベトナム戦争の過ちを繰り返すのか 松村五郎元陸将11:00中古マンション、断熱改修で健康に 「よく眠れ、集中できる」を実証16:00