毎日新聞 2026/3/5 20:28(最終更新 3/5 20:28) 1261文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷上昇する小型ロケット「カイロス」3号機=和歌山県串本町で2026年3月5日午前11時10分、本社ヘリから西村剛撮影 宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京都)は5日午前11時10分、和歌山県串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」で小型ロケット「カイロス」3号機を打ち上げたが、発射から約1分後に自律破壊による飛行中断措置を取った。民間単独としては国内初となる人工衛星の軌道投入を目指して国内外の5基を搭載していたが、2024年に打ち上げた初号機と2号機に続き、3回連続で失敗に終わった。「失敗という文化は存在しない」 記者会見した同社の豊田正和社長は、「ミッションを達成することはかなわなかった。関係者の皆様に心よりおわびを申し上げます」と頭を下げた。Advertisement 同社によると、3号機は第1段エンジンの燃焼中に自動制御装置が作動。発射から68・8秒後、高度約29キロでロケット自らが飛行中断措置を取ったという。中継映像では、爆発後に機体が回転する様子が確認できた。機体はその後、約150キロ南の海域に落下したとみられる。スペースワン社の小型ロケット「カイロス」 開発本部長でもある関野展弘副社長は記者会見で、「想定していた経路を逸脱しておらず、機体に大きな異常もなかった」と説明。爆発の原因として自律飛行安全システムで不具合を検知した可能性を指摘した。4号機以降の打ち上げについて「まずは原因究明、対策に必要な時間をかける。次がいつとは申し上げられない」と述べた。 また、約3分間飛行し、宇宙空間に相当する高度110キロまで到達した2号機に比べ、3号機の成果は後退したとも言える。豊田社長は、「確実にノウハウ、経験を蓄積し、前進ができた」と強調。「『失敗』というのは文化として存在しない」とも述べた。同社が掲げる「宇宙宅配便」を実現するため、20年代後半に年間20機、30年代には30機を打ち上げる計画についても「考え方を変えるつもりはない」と語った。成功ならずも来場者から興奮の声 「三度目の正直」とはならなかったが、地元では次回の打ち上げに期待を寄せる声が上がった。 発射場周辺に設けられた2カ所の見学場には、平日にもかかわらず計約400人が駆けつけた。串本町の田原海水浴場では機体が山際に現れ、空高く上っていくと、会場から「おーっ」と驚きの声が上がった。小型ロケット「カイロス」3号機の打ち上げが失敗と知り、肩を落とす見学会場の来場者たち=和歌山県串本町で2026年3月5日午前11時半、長澤凜太郎撮影 奈良県大和郡山市から家族と訪れた小学5年の森優絃(ゆづる)さん(11)は「上昇する時の音がすごく、圧倒された。言葉にならないほど感動した」と興奮気味に語った。見学場を訪れたのは4回目だが当日の中止発表が続き、ロケットが飛ぶ姿を目にしたのは初めて。「粘ったかいがあった」と喜び、中断という結果にも「次はミッションが成功するのを見届けたい」と気落ちしていなかった。 和歌山県の宮崎泉知事は「成功に至らなかったことは残念だったが、ここまで一生懸命頑張っていただいたことにお礼を言いたい。我々の宇宙に関する取り組みは続けていきたい」と述べた。 カイロスは全長約18メートルの固体燃料式小型ロケット。3号機は当初、2月25日の打ち上げを予定していたが、天候などの影響で3度延期していた。【藤木俊治、加藤敦久、駒木智一】あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>