漂う殺意と残された謎 捜査員と遺族の26年 名古屋女性殺害事件

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深掘り2026年3月5日 7時00分(2026年3月5日 12時12分更新)有料記事【動画】1999年に起きた名古屋市女性殺害事件の被害者、高羽奈美子さんの夫・悟さんの思い=小玉重隆撮影 静かな住宅街のアパート、その部屋には殺意が漂っていた。 1999年11月13日は土曜日だった。午後、愛知県警の捜査員は出動の指示を受け、名古屋市西区稲生町のアパートに向かった。玄関に足を踏み入れると、廊下の先にズボンをはいた人の足が見えた。逃げようとしたのか、上半身は居間に倒れ込むような形で、女性がうつぶせで死亡していた。 複数の刺し傷があり、大量の出血があった。傷は首のあたりに集中し、動脈に達していた。壁まで飛び散った血。異様さを感じたのは、胸ではなく、首を狙っている点だった。「すごい殺意だ。こんな刺され方をされたら、痛みを感じる前に気を失ってしまう」 名古屋市西区のアパートで1999年、住人の女性が殺害された事件で、名古屋地検は5日、殺人容疑で逮捕された安福久美子容疑者(69)を殺人罪で起訴しました。事件発生から26年にわたる捜査の動きをたどりました。 死亡していたのは、住人の高羽(たかば)奈美子さん(当時32)だった。午後2時半ごろ、近所の人が発見して通報。死因は失血死だった。高羽悟さんの妻、奈美子さんが血を流して倒れていた廊下=2026年2月17日午前11時10分、名古屋市西区、小玉重隆撮影白昼の犯行に大胆さ「追えていれば」悔やむ捜査員 事件には、不思議な点がいくつもあった。 高羽さんの一家は3人家族。夫の悟さん(69)は仕事のため、家を不在にしていた。長男の航平さん(28)は当時2歳で家にいたが、襲われることなく無事だった。 台所のテーブルには乳酸菌飲料のパックがあり、玄関に近い廊下の床に飲料がこぼれていた。製造番号を調べると、一家が購入したものでないことがわかった。しかも、台所は居間を抜けた先にあったが、誰かが侵入した形跡はなかった。何のために持ち込み、なぜ台所にあったのか。何者かが販売員を装ってドアを開けさせたのだろうか。 玄関には血痕が残り、血を踏…【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月5日 (木)旧統一教会に解散命令イラン情勢受け東証3日続落米軍、エクアドルで軍事作戦3月4日 (水)対イラン攻撃 長期化を辞さず南鳥島で核ごみ調査申し入れ女性7割「性的からかい」経験3月3日 (火)原油価格、一時12%急騰ハメネイ師の居場所特定 なぜ大江健三郎の未発表小説発見3月2日 (月)イラン最高指導者 殺害される商船三井 ホルムズ海峡足止め節約志向 落ち込む肉消費トップニューストップページへカイロス3号機、打ち上げ後に飛行中断「ミッション達成困難と判断」11:58スペイン首相「戦争反対」 米国を真っ向から批判、トランプ氏と対立6:00トランプ氏、イラン攻撃で演説も会見もなし 動画と個別取材の思惑11:3026年前の名古屋女性殺害事件 容疑者の女を殺人罪で起訴 名地検12:30大谷翔平が言った「僕のわがまま」 子どもたち全員に留学チャンスを12:00漫画家・鳥飼茜さんと改姓の不条理 3度目結婚でも法律婚望むわけ7:00