どこへ消えた「有事の円」、専門家に聞く寂しい現実

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深掘り 福富智毎日新聞 2026/3/16 06:00(最終更新 3/16 06:00) 有料記事 1818文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷東日本大震災のような大災害の後は「有事の円」が買われて円高になった=東京都港区の外為どっとコムで2011年8月3日午後10時45分、竹内幹撮影 米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けて中東情勢が緊迫する中、外国為替市場で対ドルの円相場は円安傾向が続いている。かつて円は「安全通貨」とされ、戦争や大災害など有事の際に投資家がリスクを避けようとして買うのが円だった。何が起きているのか。「有事の円買い」はもう起きない 「『有事の円買い』は起きなくなったと言って良い」と指摘するのは、長年円相場をウオッチしてきたみずほ銀行の唐鎌大輔チーフマーケット・エコノミストだ。起きなくなった時期は2013年ごろという。 「有事の円買い」とは、国内外問わず有事の際に円が買われることを指す。08年のリーマン・ショックの際には株式などのリスクの高い資産から、比較的安全とされる円に資金を移す動きが加速した。11年の東日本大震災のような国内の有事の際にも円が買われて急速に円高が進んだ。 当時、日本企業や個人が海外に持つ資産から負債を引いた「対外純資産」を潤沢に持っている国の通貨であることから円は安全な通貨と見なされ、「有事の円買い」が生じていたと説明されてきた。 24年末の日本の対外純資産はドイツに抜かれて首位ではなくなったものの、533兆500億円で依然として巨額だ。それでも「有事の円買い」が生じなくなっているのはなぜか。 唐鎌氏は「対外純資産の構造変化」をその要因として挙げる。以前は対外純資産と言えば、外国株式などの有価証券が多かったが、10年ごろから直接投資が増え始めた。今では6割近くが海外企業の買収などの直接投資で、3割弱が証券投資となっている。「有事の円買い」は、…この記事は有料記事です。残り1157文字(全文1818文字)あわせて読みたいAdvertisementこの記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>