Rhythms of India:口笛ひとつでハトが舞う デリー旧市街「カブータル・バージー」

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Rhythms of India動画あり 松本紫帆毎日新聞 2026/3/20 11:00(最終更新 3/20 11:00) 977文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷 クラクションが鳴り響くインド・デリーの旧市街オールドデリー。空を見上げると、ハトが円を描くように舞っている。 口笛の音に合わせて群れは向きを変え、建物の間をすり抜ける。 「カブータル・バージー」(Kabutar Bazi、ハトを操る遊び)。地元ではそう呼ばれている。ハトを操る伝統「カブータル・バージー」が続くインド・オールドデリーの街並み=2025年12月30日、松本紫帆撮影 冬を迎えたデリーの朝。古い建物の階段を上ると、旧市街を一望する屋上に出た。 にぎやかな地上とは打って変わり、屋上には静けさが広がっていた。 上空ではハトの群れが旋回している。 その光景に圧倒されていると、案内してくれたミルザさん(53)は言った。 「カブータル・バージーがあるからこそ、この空の眺めが生まれるんです」カブータル・バージーとは カブータル・バージーは、16~19世紀にインドを支配したイスラム王朝ムガル帝国の時代に発展したとされる。Advertisement屋上からハトを飛ばし、合図を送る男性。ハトを操る伝統「カブータル・バージー」=インド・オールドデリーで2026年1月24日、松本紫帆撮影 帰巣本能を持つハトは元々、伝書バトとして使われていたが、やがて宮廷で人気の「スポーツ」になった。 庶民の間にも広がり、競技会も開かれるようになった。飛行距離などが審査され、人々は日ごろからハトを操る技を磨く。口笛と合図でハトを操る ハトは声や口笛の音を聞き分け、指示を理解する。 ある日のトレーニングでは、屋上の上空を何周か回ったあと、弟子たちの口笛と手の合図で約1キロ先まで飛んでいった。 しばらくすると近くに戻り、最後は「アオ(おいで)」のかけ声で静かに着地した。師匠と弟子が受け継ぐ伝統 長い歴史の中で徒弟制度も根付いた。ハトの群れを見守るウスタード(師匠)のシャルマさん。ハトを操る伝統「カブータル・バージー」の担い手だ=インド・オールドデリーで2026年1月24日、松本紫帆撮影 最熟練者のウスタード(師匠)は、カリファ(親方)やシャーギルド(見習い)と呼ばれる多くの弟子を抱える。 師匠の称号を持つシャルマさん(70)は、約60年にわたってハトの調教に携わってきた。 「ハトの表情を見ただけで、何を望んでいるか分かるんです」 シャルマさんらは現在、約600羽のハトを飼育している。 バターオイルやナッツなどをエサに加え、飼育費は1日1000ルピー(約1800円)ほどかかる。 競技から収益が得られるわけではない。それでも「愛情があれば乗り越えられる」という。屋上からハトを飛ばす男性。ハトを操る伝統「カブータル・バージー」=インド・オールドデリーで2026年1月24日、松本紫帆撮影 「カブータル・バージーは伝統であり、私たちの情熱なのです」 シャルマさんが口笛を鳴らすと、ハトの群れは再び冬の空へ舞い上がった。【ニューデリー松本紫帆】   ◇ インドの街角の風景や、新しい発見を随時配信します。【前の記事】1日5杯も当たり前? インドの街角に今日も響く「チャイ!」関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>