2026年3月18日 6時00分有料記事徳永猛城 中川壮西日本豪雨による緊急放流から2日後の野村ダム(手前)。下流には5人が犠牲になった市街地(奥)が広がる=2018年7月9日、愛媛県西予市、朝日新聞社ヘリから 2018年7月の西日本豪雨で、ダムの「緊急放流」によって浸水被害を受けたとして、愛媛県内の二つのダムの下流域に暮らしていた犠牲者遺族や被災住民らが、国や自治体に損害賠償を求めた裁判の判決が18日午後2時30分、松山地裁で言い渡される。原告側はダムの放流の判断に過失があったなどと主張している。裁判所はどのような判断を示すのか。この記事が解説するポイント①西日本豪雨での住民側の被害状況②【争点】操作規則に問題はあったのか③【争点】ダム放流操作は適切だったのか④【争点】流域住民への伝達は十分だったのか①西日本豪雨での住民側の被害状況 2018年7月7日、西日本豪雨により、愛媛県内を流れる肱川(ひじかわ)の野村ダム(西予(せいよ)市)と鹿野川(かのがわ)ダム(大洲(おおず)市)は満水に近づいていた。 両ダムを管理するのは国のダム事務所。その日の朝、ダムが満水に近づいたとして、流れ込む量とほぼ同じ量を放流する「緊急放流」に踏み切った。急激に川の水量が増す恐れのある非常時の操作だった。 緊急放流の後、下流域の西予市と大洲市で洪水が起きて計約3500戸が浸水し、8人が亡くなった。一部の家屋では、天井を超える浸水が起きた。 20年1月、犠牲者遺族や家財を失った被災住民らが松山地裁に裁判を起こす。被告は両ダムを管理していた国のほか、西予市と大洲市。追加提訴もあり、31人が計約5億3800万円の損害賠償を求めている。被告の三者は請求棄却を求めている。 原告の一人は「ダムは洪水から人々を守るために造られたものなのに、これほどの被害が出たのには何か原因があると思う。裁判所が正しい判決を出してくれると願うしかありません」と話している。②【争点】操作規則に問題はあったのか 原告側は両ダムの操作規則そ…【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちらこの記事を書いた人中川壮松山総局専門・関心分野途上国開発、ラグビー関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月18日 (水)艦船派遣 圧力増すトランプ氏被爆者の森重昭さん死去赤飯給食 3.11と重なり廃棄3月17日 (火)沖縄・辺野古沖で船2隻が転覆親子3人殺害 被告に無期懲役ミラノ冬季パラが閉幕3月16日 (月)WBC 日本、準々決勝で敗退バンクシーの正体を特定「ホルムズ海峡に船舶を」3月15日 (日)JR東日本、運賃値上げイランの石油輸出拠点を爆撃WBC、きょう準々決勝トップニューストップページへイラン攻撃「支持できない」トランプ氏指名の情報機関トップが辞意5:30トランプ氏「NATOや日豪韓の助け不要」 強弁するも状況変わらず5:13勤務中の離席記録にトイレの記載 社員「苦痛だ」パワハラと線引きは6:00リーフの外に出た途端、消えた船体 辺野古沖2人死亡、乗組員が証言18:30市川沙央さんがつづる障害者のスポーツ観戦「くだらない」を根に持ち6:00京アニ事件死刑囚、控訴取り下げの内幕 「スピッツのチェリーが」10:16