AI時代の情報空間、健全化目指す産学の新組織設立へ 慶大でシンポ

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2026年3月20日 19時45分篠健一郎慶応大で開かれた、健全な情報空間の実現について考えるシンポジウム=2026年3月20日、東京都港区 健全な情報空間の実現について考えるシンポジウムを慶応大X Dignityセンターが20日、開いた。生成AI(人工知能)の普及で偽情報の流通が問題となる時代、倫理を重視した情報空間づくりを目指し、産学の新組織を今秋に設立する方針を発表した。 ネット空間では、人々の注目や関心が収益につながる仕組みが生む「アテンションエコノミー」が広がり、偽情報や誹謗(ひぼう)中傷が拡散する温床となっている。本物そっくりの動画などが簡単につくれる生成AIが、問題に拍車をかけている。 新組織は、大学を中心に、報道機関やSNSサービスの運営企業、広告会社、クリエーターなどから成るネットワーク。信頼性の高いニュース生産者や配信プラットフォームの運営企業を評価する仕組みづくりや、記者や学生、クリエイターらの交流プロジェクトに取り組む。他大学とも連携し、デジタル空間の調査研究も進める。AIにできないメディアの役割 20日のシンポジウムではAI時代のメディアの役割などが議論された。登壇した東大2年生で東大新聞編集長の丹羽美貴さんは、「AIの回答はマスの意見を抽象化したに過ぎない。一人一人の小さな声に耳を傾けることこそ人間にできること」と話した。 主催したX Dignityセンターの共同代表を務める慶応大大学院の山本龍彦教授は「非常に強い問題意識を持ってお集まりいただいた。新組織の輪を広げていきたい」と話した。デジタル空間の倫理守る行動指針も この日は健全なデジタル空間をつくるための五つの行動指針から成る「これからのデジタル倫理考えよう!宣言」も発表された。指針は「しりたいね」の頭文字から始まる平易な言葉と親しみやすいイラストで表現した。 動画クリエーターや記者、ニュースアプリやSNS運営企業の担当者らが宣言の内容などについて議論。「バランス良く実施するのが大切」「それぞれの強みを生かしたリテラシー教育を」などという意見が出た。「これからのデジタル倫理考えよう!宣言」「し」組みをしっかり理解する「リ」スペクトにあふれた交流を行う「た」様な情報に出会えるチャンスを増やす「い」ちど立ち止まり情報の出どころと根拠を確かめてから広げる「ネ」クストジェネレーションとともに未来のデジタル空間を築く【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちらこの記事を書いた人篠健一郎経済部|電機・IT業界担当専門・関心分野テクノロジー、AI、データ分析関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月20日 (金)米長官、トランプ氏と矛盾維新が慎重、都構想足踏みまとめサイトに無断転載容疑3月19日 (木)ガソリン史上最高値 190.8円知事の退職金 制限可能にWBC、ベネズエラが初優勝3月18日 (水)艦船派遣 圧力増すトランプ氏被爆者の森重昭さん死去赤飯給食 3.11と重なり廃棄3月17日 (火)沖縄・辺野古沖で船2隻が転覆親子3人殺害 被告に無期懲役ミラノ冬季パラが閉幕トップニューストップページへ新名神高速のトンネル、多重事故で計6人死亡 3人は子どもか 三重16:40イランのガス田攻撃「今後控える」 ネタニヤフ氏、自身の死亡説否定9:29JASRACが本部移転へ 「負の歴史からの心機一転」指摘する声も15:00「女人禁制」は世界でも 大相撲の土俵の禁制、江戸時代にない考え方17:00一人だけ家に戻っていたら…津波の犠牲に 体験者が語り続ける意義14:48好青年からモラハラへ、娘の彼が一変 別の高校受けると「裏切り者」8:01