「激変の時代を生き抜く支えに」 元官僚の校長が貫く責任

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毎日新聞 2026/3/18 15:30(最終更新 3/18 15:30) 有料記事 2440文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷南郷市兵さん=大熊町大川原の学び舎ゆめの森で2026年2月24日午前11時50分、錦織祐一撮影 東日本大震災・東京電力福島第1原発事故の被災自治体では、探究学習や国際理解など特色ある教育を打ち出した学校の開校が相次いでいる。その一つが、2023年4月、福島県大熊町に誕生した町立「学び舎(や)ゆめの森」(同町大川原)。小中一貫の義務教育学校と認定こども園が一体となり、0歳から15歳までの子どもたちが、大きな広場のような開放的な空間で学んでいる。元文部科学官僚で、校長を務める南郷市兵さん(47)に、被災地で最先端の教育を展開する意義について尋ねた。【聞き手・錦織祐一】 ――復興に携わったきっかけは。 ◆2011年3月11日午後2時46分のその瞬間からです。文科省生涯学習政策局政策課にいましたが、当時は大混乱で、行政の連絡網が寸断されて学校から市町村、県、国へのラインも機能していない。とにかくできることをやるしかない。 当時は「想定外の災害」と言われましたが地震や津波のリスクは以前から指摘されており、一国民として「しまった」という痛恨の思いがありました。我々の世代の失敗を背負わせてしまう子どもたちにどのような教育が必要なのか――とそのまま双葉郡8町村の小中学校などの教育のあり方をまとめた「教育復興ビジョン」の策定に関わりました。原発事故を起こした大人の責任果たす ――双葉郡で目指したものは何ですか。 ◆最初から学校を作る構想があったわけではなく「数十年後の未来を見据えた時、学校はどうあるべきか」を考えなければならないと思っていました。世界の誰も経験したことのない未曽有の原発事故が発生して、想定外の事態を乗り越える「正解」は教科書のどこにも書かれていない。「復興」とは何かも誰も分からない。そんな解なき課題に挑戦する力を育てる学校が必要だ、と思い至りました。 ――中心は「ふるさと創造学」ですね。 ◆教育復興ビジョンを13年7月に発表し、それを基に翌14年度から8町村で始めました。総合的な学習の時間を中心に、子どもたちが自ら課題を発見して解決するために探究するアクティブ・ラーニング(能動的学習)を重視し、伝統文化や歴史、自然、復興など地域に関わる全てが学びの素材になります。 探究学習は今でこそポピュラーですが当時はあまり認識されていませんでした。子どもたちが激変の時代を生き抜くための力を身に付ける支えとなる。これが、原発事故を起こしてしまった私たち大人が子どもにできる最大の責任の果たし方だと考えていて、そのビジョンがふるさと創造学に結実しました。 ――学び舎ゆめの森もその一つですね。 ◆大熊町役場が会津若松市に避難していた段階から、歴代の教育委員会や学校現場の関係者の間で、教育復興ビジョンを基礎に「こういう学校が必要だ」と練ってきた構想が形になった学校です。 特徴的な教育が注目されますが…この記事は有料記事です。残り1278文字(全文2440文字)【時系列で見る】関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>