毎日新聞 2025/9/27 08:30(最終更新 9/27 08:30) 1037文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷かけがえのない生命を思いながら赤い毛糸を結ぶ受刑者。これまでの来場者が結んだ赤い糸はくす玉ぐらいの大きさになった=盛岡市の盛岡少年刑務所で2025年9月26日午前10時30分、山田英之撮影写真一覧 事件や事故で亡くなった犠牲者のパネルを展示して命の尊さを伝える「生命(いのち)のメッセージ展」が26日、盛岡市の盛岡少年刑務所内の講堂で始まった。理不尽に命を奪われた被害者や遺族の心情を理解するため、初日は受刑者80人余りが見学した。27日と最終日の28日は矯正展に合わせて一般公開する。【山田英之】 生命のメッセージ展は、飲酒運転の車にはねられて一人息子(当時19歳)を亡くした遺族が発案。交通事故遺族たちの任意団体が2001年から巡回展を始めた。常設展示施設の開設のため、NPO法人いのちのミュージアム(東京都)が09年に設立された。Advertisement交通事故で6歳で亡くなった渡辺祥子さんのパネル=盛岡市の盛岡少年刑務所で2025年9月26日午前10時17分、山田英之撮影写真一覧 展示会では亡くなった被害者の等身大のパネルに、被害者の写真、遺族の思い、新聞記事などが添えられている。被害者が生きた証しとして、生前履いていた靴も展示。被害者のことを、命の大切さを伝える「メッセンジャー」と呼ぶ。これまでに各地の刑務所、少年院、小学校、大学などで開催された。 盛岡少年刑務所によると、受刑者の年齢は18歳から30代まで。窃盗、傷害、詐欺などの罪で服役している。 受刑者たちは26日、パネルの写真や遺族のメッセージを真剣に見ていた。子どもの被害者の小さなパネルの前で、しゃがんでパネルを見つめる受刑者もいた。 パネルが展示されている千葉県の本田崇さん(当時17歳)は1993年、横断歩道を自転車で横断中、居眠り運転の車にはねられた。福島県の斎藤卓弥さん(同15歳)は2006年にトラックに巻き込まれた。福島県の岡崎愛さん(同14歳)は05年に自転車に乗っている時に軽自動車に衝突された。山形県の渡辺祥子さん(同6歳)は96年、歩いていて車にはねられて亡くなった。 会場には、かけがえのない命を思いながら、来場者が赤い毛糸を結んでいくコーナーも設けられた。各地で開催した際に来場者が結んだ毛糸は、くす玉ぐらいの大きさになり、生命のメッセージ展の象徴になっている。受刑者も赤い毛糸を結んでいた。 盛岡少年刑務所の杉村信明・統括矯正処遇官は「改善更生(誤った生き方を改め、社会復帰すること)に生かしてもらいたい。メッセージ展を通して、自らの犯罪や生活を振り返り、出所後の指針を立ててほしい」と語った。 27、28両日の矯正展では、盛岡市の四十四田ダムと盛岡少年刑務所の間を運行する護送車に体験乗車できる。刑務所で提供している白玉ぜんざい(200円)、コーヒー(100円)の販売や、受刑者が作ったバッグなどの展示即売会がある。あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>