ロシア軍の貴重な“水陸両用飛行艇”ウクライナ軍に初攻撃される 逆ガル翼が目立つ機体 保有機体は若干数?

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2025.09.26乗りものニュース編集部tags: ウクライナ軍, ミリタリー, ロシア軍, 哨戒機, 航空, 軍用機ウクライナ国防省は2025年9月22日、Be-12水陸両用飛行艇を2機撃破したと発表しました。 ウクライナ国防省は2025年9月22日、Be-12水陸両用飛行艇2機を撃破したと発表しました。拡大画像Be-12水陸両用飛行艇(画像:ロシア国防省) Be-12は「チャイカ(カモメ)」の愛称を持つ機体で、ロシア軍では哨戒機や捜索救難機として運用されています。特徴的な構造をしており、への字型に曲がったガルウィングに、2基のターボプロップエンジンが取り付けられています。 ウクライナ軍が撃破したと主張する機体は、ロシアの支配下にあるクリミア半島の飛行場に駐機していたとみられています。公開された映像を確認すると、攻撃手段はおそらく自爆型ドローンによるものと推定されます。 ウクライナ国防省は公式Xアカウントで、「Be-12水陸両用機は、潜水艦探知・攻撃用の高価な装備を搭載している。Be-12に対する攻撃は今回が初めてである」と発表しています。 海外の軍事系メディアの報道によると、ロシア軍に配備されているBe-12の数はすでに非常に限られており、現役機は数機程度とみられています。このため、今回撃破された2機が実際に運用不能となった場合、黒海沿岸での哨戒活動に影響が及ぶ可能性も指摘されています。【次ページ】【動画】飛行場へ直接攻撃…これが、暗視カメラに映るBe-12です【画像】異形なフォルム! ロシア軍で運用されるBe-12