有料記事中沢絢乃2025年9月29日 20時39分群馬県草津町の元町議・新井祥子被告の判決を傍聴後、会見を開いた黒岩信忠草津町長=2025年9月29日午前11時12分、前橋市大手町1丁目の群馬県庁、中沢絢乃撮影 群馬県草津町の黒岩信忠町長(78)から「性被害を受けた」と虚偽の告訴をしたなどとして、名誉毀損(きそん)と虚偽告訴の罪に問われた元町議の新井祥子被告(56)の判決公判が29日に前橋地裁であり、懲役2年執行猶予5年(求刑懲役2年)の判決が言い渡された。判決後に会見を開いた黒岩町長は「6年弱もかかり、本当に長かった。精神的にものすごいストレスがあった」と話した。 判決によると、新井被告は2019年11月、「町長室で町長と肉体関係をもった」などと記した電子書籍をライターと共謀して発行、黒岩町長の名誉を毀損した。15年1月に町長室で黒岩町長と面会した際にわいせつな行為をされたとする虚偽の事実を記載した告訴状を前橋地検に出した。 判決では、新井被告が面会中に録音していた音声データに「わいせつ行為をうかがわせる音声はなかった」などとして、わいせつ行為はなかったと認定した。ライターとやり取りしたメールから、肉体関係をもったという内容が電子書籍に記載されると十分認識していたとして、ライターとの共謀も認定した。「インターネットを介して書籍として発売するという方法は伝播性が比較的高く、結果として、性加害があったかのような報道がなされ、被害者の名誉を大きく害した」と結論付けた。また、虚偽の告訴によって「捜査機関の捜査を誤らせる危険性を生じさせた」とも指摘した。 新井被告と共謀し、虚偽の告白をもとに電子書籍を発行したライターは前橋地裁で昨年1月、名誉毀損の罪で懲役1年執行猶予3年の判決を受けている。草津町長「冤罪」「町の名誉を取り戻したかった」 黒岩町長は会見で、電子書籍…こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月29日 (月)コカ・コーラが200円に国連のイラン制裁すべて復活消えゆく言葉「御苦労様」9月28日 (日)米、医薬品に追加関税100%配達員 オートロック解錠可に石川県の面積、増える9月27日 (土)南海トラフ確率 異例の併記小泉氏 書き込み依頼認めるふるさと納税、駆け込み需要9月26日 (金)JICA「ホームタウン」撤回AI軍事利用に各国が規制要求「国宝」異例ずくめの大ヒットトップニューストップページへ日産、横浜マリノスの株売却を検討 クラブ運営から撤退も視野16:56千葉銀と千葉興銀、経営統合で基本合意 全国2位の地銀グループに20:12「町長室で町長と肉体関係」はうそ 元草津町議に名誉毀損で有罪判決20:39自民総裁選にらみ動く 維新は連携示唆で揺さぶり、国民民主は対抗策19:30田久保・伊東市長、卒業証明書の提出義務化を発表 卒業証書は求めず19:00金麦、「第3」からビールに格上げへ ブランド名変えず一新「奇策」17:00