有料記事新屋絵理2025年9月26日 9時00分自白を強要されたと主張する少年。少年側の説明によると、警察官は聴取翌日に少年宅を訪れ、学校用カバンから出てきたこのハサミの写真を撮影したという=兵庫県内 兵庫県警の警察官が昨年、器物損壊事件の容疑者として14歳の少年を聴取した際に「おまえしかおらんやん」などと発言し、県警が「先入観に基づく取り調べがあった」として不適切な捜査を一部認める書面を少年側に送っていたことがわかった。少年は書類送検され、嫌疑不十分で不起訴になった。 少年側は「県警から自白を強要された」と主張するが、県警は少年側への書面で自白の強要は否定。取材に対して少年を取り調べた事実は認めたが、「詳細については個別案件のため回答を差し控える」としている。 事件は2024年3月に発生した。兵庫県内の水泳スクールで、女子更衣室のロッカーにあった女子生徒の水着が切られていた。 取材に応じた少年によると、取り調べは次のようなものだった。 事件当日の午後11時ごろ、男性警察官が自宅を訪れた。「親がいたら本当のことを言わない」として、警察車両で事情を聴かれた。 警察官から「やったやろ」と言われ「知らないです」と繰り返し否定すると、スクールで水着が切られる器物損壊事件があったと説明を受けた。 少年は警察官に、被害者とは同じスクールに通い面識があったが事件について身に覚えはなかった、と説明した。高校受験を1週間後に控えていた少年は密室で警察官に迫られ、心が揺れます。少年への取り調べはどうあるべきか。記事の後半で専門家に聞いています。 警察官からは「おまえしかお…この記事を書いた人新屋絵理神戸総局専門・関心分野裁判、人権、国際情勢、フランスこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月26日 (金)JICA「ホームタウン」撤回AI軍事利用に各国が規制要求「国宝」異例ずくめの大ヒット9月25日 (木)自民総裁選、低調な論戦デジタル教科書 正式導入へ台湾、台風で17人死亡9月24日 (水)旧統一教会の韓総裁を逮捕TikTok米国事業買収へ出回る「おもちゃ」の銃9月23日 (火)自民党総裁選が告示米活動家カーク氏の追悼集会突然の大雨 地下浸水が相次ぐトップニューストップページへいったん4万円給付、所得に応じて課税 給付付き税額控除の立憲案5:00大谷翔平らのドジャースが地区優勝 救援疲弊も2年連続世界一に自信7:24トランプ氏演説、国連に「受け入れがたい真実」 米国務省の副報道官7:00日銀・植田総裁、任期折り返しの「通知表」 識者が百点満点で採点7:00田久保・伊東市長 地域サミットに一転出席へ 「出る気満々だった」7:07Kポップバーチャルアイドルへの中傷、韓国の裁判所が賠償認めた訳は9:00