袴田さん無罪判決から1年で集会 姉秀子さん「再審制度の改正を」

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滝沢貴大2025年9月28日 15時00分集会で上映された袴田巌さんの近況=2025年9月27日午後1時52分、静岡市葵区黒金町、滝沢貴大撮影 1966年に起きた一家4人殺害事件の再審(やり直し裁判)で、静岡地裁が袴田巌さん(89)に無罪判決を言い渡してから26日で1年の節目を迎えた。無罪判決1周年を記念し、再審制度改正の実現を考える集会が27日、静岡市内で開かれた。 静岡県弁護士会が主催し、約130人が参加した。集会の冒頭、巌さんの姉・秀子さん(92)が「1年、あっという間だった」とあいさつ。「巌だけが助かればいい話ではない。(再審制度の)法改正を秋の国会で実現してほしい」と呼びかけた。 報道陣から最近の巌さんの様子を聞かれると、「皆さんから『無罪になってよかったね』と言われているからか、だいぶ表情が明るくなった。柔和な顔になりました」と話した。 会では、弁護団の事務局長を務めてきた小川秀世弁護士も登壇。来月提訴予定の県警や検察(国)に冤罪(えんざい)の責任を問う国家賠償請求訴訟に関して「そんなに時間をかけず、良い結果で終われるんじゃないかと思う。今後も見守ってほしい」と来場者らに呼びかけた。 その後、冤罪をテーマにした「それでもボクはやってない」などの作品で知られる映画監督の周防正行さんらが登壇して、再審制度改正に向けたパネルディスカッションなどが行われた。この記事を書いた人滝沢貴大静岡総局|県警・司法キャップ専門・関心分野静岡のニュース、地域創生、サブカルチャー袴田巌さん、再審無罪2024年9月26日、強盗殺人などの罪で死刑が確定していた袴田巌さん(88)に、再審公判で「無罪」が言い渡されました。袴田巌さんに関するニュースをまとめています。[もっと見る]こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月28日 (日)米、医薬品に追加関税100%配達員 オートロック解錠可に石川県の面積、増える9月27日 (土)南海トラフ確率 異例の併記小泉氏 書き込み依頼認めるふるさと納税、駆け込み需要9月26日 (金)JICA「ホームタウン」撤回AI軍事利用に各国が規制要求「国宝」異例ずくめの大ヒット9月25日 (木)自民総裁選、低調な論戦デジタル教科書 正式導入へ台湾、台風で17人死亡トップニューストップページへ対イラン制裁復活、核開発ブラックボックス化に懸念 米欧不信の末9:20患者増え続ける原因不明の難病 8年で1.4倍に 国の研究班が推計12:00築74年団地が満室、元ラブホテルも賃貸 「廃虚」再生の斬新な手法8:00トランプ氏「七つの戦争」解決は本当か ノーベル平和賞に値する?12:00プーチン政権側の候補が全員圧勝 「地方自治」が形骸化するロシア13:00「日本人驚かせてきた」カプリチョーザ創業者 原点は70年大阪万博12:30