24色のペン毎日新聞 2025/9/29 06:00(最終更新 9/29 06:00) 有料記事 2188文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷認知症の人たちの居場所となるカフェをオープンした「ごっちゃまぜ」(https://white096397.studio.site/)のメンバーら=東京都品川区西大井で2025年8月29日午後4時7分、銭場裕司撮影(画像の一部を加工しています) <認知症になると社会から孤立したり、排除されたり、行き場がなくなってきます。私たちは認知症の有無にかかわらず、自分らしく楽しく輝き続けたい> こうした切実な思いから、認知症のある本人とその家族らが、住み慣れた地域に居場所をつくる挑戦を始めた。 活動するチームの名は「gocchamaze(ごっちゃまぜ)」。拠点となるカフェを運営し、認知症に限らずさまざまな人たちと出会い、つながっていける場を目指している。8月にカフェをオープン 8月末、東京都品川区西大井の住宅街に、ごっちゃまぜのカフェがオープンした。約20のテーブル席のほか、カウンター席もある店内が、開店を祝う人たちであっという間に埋まった。 この日は10人を超えるメンバーが店を切り盛りし、認知症のある人たちもカレーやサラダを作るなどフル回転した。メンバーのアキラさん(65)は「楽しいですよ」と笑顔を見せる。「居場所がない」 居場所作りのきっかけは2019~20年にさかのぼる。同区に住む柿下秋男さん(71)、房代さん(69)夫妻ら認知症の当事者とその家族、区の職員、社会福祉法人「新生寿会」の鈴木裕太さん(42)らが集まって話をするようになった。 「認知症と診断されてすぐに出会う場がない」 「日常的に過ごせる居場所がない」 「働きたいけど就労する場がない」 当事者と家族の胸中にある気持ちが伝えられた。その後、ファミリーレストランのデニーズでパフェなどを楽しみながら交流する会や、本人と家族が一緒に参加して活動する「ミーティングセンターめだかの会」が区の事業として始まった。1月から弁当販売も めだかの会では22年からジャム作りに取り組んだ。設備面の問題から、販売にはこぎつけられなかったものの、参加する仲間が増えていく。 包丁を使うことが難しくなっても、果物を洗ったり、鍋をかき混ぜたり。ちょっとした工夫や手助けがあれば、活躍できることはたくさんあった。失敗しても、誰もとがめることはない。 家族同士も同じ立場で安心していろいろな話ができた。活動中は本人に家族がつきっきりになる必要もなく、自然な形で支え合うような雰囲気が生まれた。 今年1月からは慣れ親しんだメンバーで…この記事は有料記事です。残り1269文字(全文2188文字)【前の記事】尾道の老舗銭湯が赤字承知で営業再開した三つの理由=佐藤賢二郎関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載この記事の筆者すべて見る現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>