羅臼昆布を生産する夫婦が始めた宿 世界中から料理人が集う魅力とは

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朝日新聞記事有料記事神村正史2025年9月29日 6時00分藤田直哉さんのコメント天日に干される羅臼昆布。一つひとつきれいな砂利の浜に広げてならべられていた=2025年8月22日午前10時10分、北海道羅臼町、神村正史撮影 世界自然遺産登録20年を迎えた北海道・知床で今年、1日一組限定の小さな宿が誕生した。「昆布の王様」と言われる羅臼昆布を生産する漁家の夫妻が始めた。宿泊者の多くが国内外からの料理人だという。その魅力とは――。 羅臼町の加瀬基敏(もとはる)さん(46)、里紗さん(44)が経営する「KOBUSTAY(こぶすてい)」。今年2月、築40年の2階建て昆布番屋(作業小屋)を改築して、2階部分を宿泊施設にした。最大6人泊まれる。発案したのは里紗さんだという。「KOBUSTAY」の室内=2025年8月18日午後2時39分、北海道羅臼町、神村正史撮影 素泊まりのみだが、室内には広いキッチンとテーブルがあり、調理器具が充実する。ワイングラスはオーストリアの名門ブランド品だ。 旬の魚や野菜、卵などの差し入れもあり、冷蔵庫には「羅臼昆布極上一番だし」が常備されている。これを宿泊者は炊飯や鍋料理、みそ汁に使うのだという。「KOBUSTAY」からは根室海峡が一望できる。自炊できる基本的な調理器具はそろっている=2025年8月18日午後2時35分、北海道羅臼町、神村正史撮影 窓からは、手が届きそうな距離に根室海峡が見え、対岸には北方領土の国後島を望む。目線を手前へ落とせば、そこは美しく小石が敷き詰められた浜、昆布の干し場(昆布浜)がある。「KOBUSTAY」からは、根室海峡を挟んだ対岸に北方領土の国後島が見える。朝日はそこから昇る=2025年8月18日午後2時49分、北海道羅臼町、神村正史撮影 7月中旬~8月下旬、そこで…この記事を書いた人神村正史網走支局長|知床、オホーツク地方専門・関心分野知床、マラソン、山岳、海洋、ドローン撮影関連ニュースこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ9月29日 (月)コカ・コーラが200円に国連のイラン制裁すべて復活消えゆく言葉「御苦労様」9月28日 (日)米、医薬品に追加関税100%配達員 オートロック解錠可に石川県の面積、増える9月27日 (土)南海トラフ確率 異例の併記小泉氏 書き込み依頼認めるふるさと納税、駆け込み需要9月26日 (金)JICA「ホームタウン」撤回AI軍事利用に各国が規制要求「国宝」異例ずくめの大ヒットトップニューストップページへ高市氏「力合わせるの当たり前」参政党と保守党との政策協議に前向き23:55生成AIわいせつ画像販売か 大学生を書類送検へ「オンカジのため」5:00偏差値もとに100万円超「確約」 高校無償化で私立が奨学金競争6:00中朝外相が北京で会談 中国側が招待、北朝鮮を引き寄せ対米対策か0:45高潮にどう備える? 地下水没や火災、東京・大阪・名古屋で高リスク17:00ひと目ぼれして26年、「相棒」が壊れた朝に よみがえる記憶と感謝16:00