デジタルを捨てよ 町へ出よう!毎日新聞 2025/9/29 07:00(最終更新 9/29 07:00) 969文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷夏には、さまざまな標識や看板が見えづらくなる=茨城県南部で2025年8月22日、中村琢磨撮影(FOMAPAN100)写真一覧 大昔、木になったミカンをモノクロフィルムで撮影した時に、驚愕(きょうがく)したことがあります。なんと、葉っぱもミカンも、ほとんど同じ濃さのグレーで判別が困難! 半世紀以上も前のことですけど学びましたね。今回はチェコ製モノクロフィルムFOMAPANを、北海道・斜里町の小さな商店からネット注文で購入しました。「葉っぱ」の微妙なトーンの違いを楽しんでください。【中村琢磨】ウニが大漁。間違えました、栗が豊作=茨城県南部で2025年8月23日、中村琢磨撮影(FOMAPAN400)写真一覧 被写体によって濃度を変える手段はあります。ミカンの場合は緑色のフィルターを使用すると葉っぱが白くなってミカンが黒くなり、だいだい色のフィルターを掛けるとミカンが白くて葉っぱが黒くなる……気づいてしまえば「コロンブスの卵」以上に単純な「モノクロームの蜜柑(みかん)」の原理です。今回はフィルムの特徴を試したかったので、ノーフィルターで撮影しました。Advertisement神社の境内の高い木は、真夏でも常に日陰を提供する。意外に涼しい=茨城県南部で2025年8月22日、中村琢磨撮影(FOMAPAN100)写真一覧 フィルムを購入した斜里の店は「かわうそ商店」です。気骨のある店で、生産停止になったサイズのフィルム(ベスト判、127サイズ)を、独自に作製して販売しているので、一部のマニアの間では有名だそうです。このフィルムは凝り性な人でなくても素直な使いやすいフィルムでした。丘の上で威嚇するグリーンモンスター2匹。地球温暖化を味方に、世界制覇を狙う?=茨城県南部で2025年8月17日、中村琢磨撮影(FOMAPAN400)写真一覧 グリーンワールドと聞いて、「新緑鮮やかな渓谷」や「阿蘇カルデラの雄大な草原」「南の島のマングローブ」――などを想像したあなた、残念でした。旅にいざなう駅のポスターみたいな美しい写真は一枚もありません。あっ、一目瞭然、説明不要ですね。“雑民”は、生きる力を“雑草”に学びましょう。撮影機材 FOMAPAN100はOLYMPUS XA35mm F2.8、FOMAPAN400はMINOLTA SRーT101 75-200mmF4.5で撮影しました。どちらのカメラも、以前、このコーナーで登場しています。左がFOMAPAN100、右がFOMAPAN400=中村琢磨撮影写真一覧 チェコ製モノクロフィルムFOMAPANにはさまざまな種類がありますが、オーソドックスなFOMAPAN100(ISO100)とFOMAPAN400(ISO400)を使いました。1921年創業のFOMA Bohemia社の製品ですが、実は私も詳しくありません。フィルムが希少で高価な物になりつつある現在、割安感があるので日本でも愛好者が増えているみたいです。モノクロのリバーサルフィルムR100まで発売されているようですが、日本では現像困難みたいですね。【前の記事】昭和の町並みをゴトゴトと 巨大な路面貨物列車「若松市営電気軌道」関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>