24色のペンオピニオン速報毎日新聞 2025/10/1 06:00(最終更新 10/1 06:00) 有料記事 1756文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷桜の花びら模様は春のイメージ=秋田市の敬相寺で2025年9月17日午前、高橋宗男撮影 秋田市は、久保田城の下に築かれた城下町だった。城の南は「内町」と呼ばれる武士の居住地。その西側を流れる旭川を挟んで町人の住む「外町」があった。そして、さらにその西側に、町を守るように寺院が並んだ。今も40近い寺が残り、「寺町」という通称で通る。その一角に、いっぷう変わった僧侶がいる。 敬相寺(大町)の荒谷はるかさん(48)は2024年8月に僧籍を取得したばかりの新米僧侶である。葬儀や法事のほか、檀家(だんか)さんの自宅で月命日にお経を読む月参りなど、忙しい日々。「お経は音階から特訓」と、移動中の車内で練習に励んでいるという。 そんな「修行」のかたわら、荒谷さんはもう一足のわらじを履く。地元の広告業界で20年以上のキャリアを積んできたイベントプロデューサーでもある。ヨガ教室やジャズコンサート、トークショー……。「思い立ったら、もうイノシシタイプ」と笑いながら、寺を会場に、次々とイベントを仕掛けている。 地方の寺は衰退していくのではないかと危惧しつつ、「元々は寺の人間ではない自分の広告宣伝の発想を生かせば、盛り上げていけるのでは」と考えた。 「宗派や地域の枠を超えて、誰かとつながって楽しんだり、心を満たしたりするお手伝いができたら。生きることを謳歌(おうか)するお寺にしたい」と言う。 さまざまな仕掛けの中でも特別強い思い入れがあるのが「手まり教室」だ。 手まりとの出合いは7年前のこと。18年に秋田県の移住定住促進事業の一環でツアーを企画し、首都圏在住の20、30代の女性たちと県内の伝統工芸に触れた。メニューの一つが同県由利本荘市に伝わる「本荘ごてんまり」の体験教室だった。 …この記事は有料記事です。残り1059文字(全文1756文字)【前の記事】市民と環境監視の研究者=大島秀利関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>