現役漁師がいるゲストハウス 世界から宿泊客集める「企画力」

Wait 5 sec.

毎日新聞 2026/3/8 13:45(最終更新 3/8 13:45) 1257文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷作り物のタイを手にする橋本純さん=三重県南伊勢町阿曽浦で2026年1月21日午前11時57分、長谷山寧音撮影 海沿いの小さな町に活気を取り戻そうと、三重県南伊勢町の漁師、橋本純さん(51)は、経営するゲストハウスを拠点にユニークな体験プログラムを提供している。漁師の日々の営みをそのまま体験できる内容だ。30カ国以上を旅した経験も生かし、国境を越えて多くの人が漁業に親しめるよう、工夫を凝らしている。 宿のうたい文句は「漁師のいるゲストハウス」。「日本人、外国人に関わらず一番自然を謳歌(おうか)できる宿になれたら」と、現役漁師ならではの企画を展開する。漁船で出航する「漁師体験」や、養殖イカダの中でマダイと一緒に泳ぐ「鯛になる体験」など、どれも個性的。「魚を丸々体験できる」と人気で、宿泊客は年間200人を超える。Advertisement 開業は2018年。それまで町内には10軒ほどの宿泊施設があったが、営業不振や経営者の高齢化で全て閉店し、町中には空き家もあふれていた。ならば「自分で手がけよう」と、そのうちの一つを自らリノベーション。費用をかけず、環境に配慮しながら再生させた。 宿名の「まるきんまる」は、祖父の代から続く漁船から取った。漁師の間では「漁から無事に帰って来られるように」と、漁船の名前の末尾に「丸(まる)」をつける習わしがある。「訪れた人がまた戻って来られるように」。宿名にも、そんな思いを込めた。ヒントはアフリカ大陸の光景 提供する漁師体験は元々、01年に始めていた。きっかけは、活気を失った故郷の姿を目の当たりにしたことだった。 大阪の大学に進学し、イギリス留学を経て、世界各国を旅して回った。帰国し、7年ぶりに見た地元・阿曽浦の光景に言葉を失った。「放っておけばこの地域が消滅してしまう」。そんな思いに駆られ、行動に出た。 「継ぐ気はなかった」という漁師になると、まずは漁業に関心を持ってもらうことから始めようと、観光客を対象にした体験プログラムを企画。すると「漁師の日常を体験できる」と参加者は大満足。次第に評判が広がっていった。 企画の実施にあたってヒントになったのは、かつてアフリカ大陸で見た光景だった。娯楽施設がなくても、野生動物が生息する草原に大勢の観光客が集まっていた。「豊かな自然は、こんなにも人々を魅了することができるんや」。その様子に「雷に打たれたような」衝撃を受けた。 「阿曽浦にもきれいな海がある。多くの人に見てもらえるよう生かせないだろうか」。考えを巡らせながら、国籍や年齢に関係なく楽しめる企画を増やした。こうした取り組みが後のゲストハウスの経営にもつながった。 3月には新たな個室型のホテル兼ゲストハウスを開業させる予定だ。「いかに環境を守りながら、無駄なく町を世界に発信させていくか」。小さな町で、模索と挑戦を続けていく。【長谷山寧音】はしもと・じゅん 南伊勢町出身。2001年に父からマダイ養殖会社「友栄水産」を継承。40歳から三重大大学院で地域イノベーション学を学び、現在は博士後期課程に在籍。最近はスシ教室にも通っており、「海外へ日本の食文化や技術をもっと広めるのが夢」。あわせて読みたいAdvertisement現在昨日SNSスポニチのアクセスランキング現在昨日1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>