2026年3月8日 17時00分有料記事島崎周旧統一教会の信者のもとで育てられた女性が、氏名変更を求めて裁判所に申し立てた際に自身の思いをつづった文書。「氏名を変更し、安心を得たく存じます」と書いてある=島崎周撮影 20代の女性が、小学生だったある日。普段行かないようなレストランで、一枚の写真を両親から見せられた。5人の子どもと、母親らしき女性が写っていた。 「この人から生まれたんだよ」 両親から突然、告げられた。自分は養子として育てられた、と初めて知った。養子縁組の理由を養父母は「神様がお導きになった」と説明したが、理解できなかった。 養父母は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者だった。 教団の「合同結婚式」で結ばれた夫婦は子をもうけることが推奨され、子のいない夫婦は別の信者の子を養子にする。それが教団の教えとして、伝えられてきた。女性も、生まれる前から養子に出されることが決まっていたという。 「教えを守らなければ、地獄に行く」。教団の活動に熱心な養父母は、女性が幼いころからそう繰り返してきた。恋愛は「神様が苦しむ」と言われ 朝5時から教義を読み、教会でも信者から絵本や映像、歌などを通して教義を教え込まれた。 養父母の家はごみやほこりがたまり、歯磨きや入浴といった生活習慣も教えられなかった。風呂はかびだらけで、風呂に1カ月間入らないこともあった。 恋愛は「神様が苦しむ」と教えられた。「傷つけられても相手を愛しなさい」とも言われ、同級生にいじめられても笑って受け流した。そのうちに自分の感情を表現できなくなった。 うつ病と診断されたのは中学2年のとき。高校生のころ、精神的に追い詰められていると養母に訴えたが、「神様の愛」と言うばかりだった。 19歳で自治体の生活相談窓口に駆け込んだ。旧統一教会の信者に育てられていると助けを求めたが、話を聞くだけで対応はとられなかった。 20歳のとき「この家を出る…【スタンダードコース|デジタルのみ】今なら4カ月間月額200円で読み放題/再入会は500円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちらこの記事を書いた人島崎周東京社会部|文部科学省担当専門・関心分野性暴力、性教育、被害と加害、宗教、学び、人権関連トピック・ジャンルこんな特集も教育情報(PR)注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月8日 (日)台湾の行政院長が異例の来日「イランは無条件降伏を」現れた「WBC警察」3月7日 (土)イラン指導者選び 「関わる」日本生命、オープンAIを提訴選抜高校野球 組み合わせ決定3月6日 (金)「カイロス」 打ち上げ失敗「台湾独立勢力に打撃与える」WBC開幕 日本きょう初戦3月5日 (木)旧統一教会に解散命令イラン情勢受け東証3日続落米軍、エクアドルで軍事作戦トップニューストップページへイスラエル、イラン燃料施設を攻撃 ネタニヤフ氏「驚きの計画ある」10:30中国・王毅外相、イラン情勢めぐり米国に配慮? 日本へは強硬姿勢12:55WBC 天皇陛下とともに皇后さま、愛子さまも観戦へ 宮内庁発表16:24木村文乃さんが三陸の海に潜るわけ 「私にできる役割」発信続ける11:00地上波中継なしのWBC 高視聴率コンテンツを逃したテレビの危機感12:00娘とケンカばかりだった母 「大好き」を伝えるために毎日続けたこと16:00