オンラインの森毎日新聞 2026/4/4 10:00(最終更新 4/4 10:00) 2161文字ポストみんなのポストを見るシェアブックマーク保存メールリンク印刷「ネイバーズ」U-NEXTにて独占配信中Ⓒ2026 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. HBO Max and related elements are property of Home Box Office, Inc. 一番怖くて厄介なもの、それは幽霊や妖怪ではなく、やはり人間なのかもしれない。アメリカのご近所トラブルを描くドキュメンタリー「ネイバーズ」(U-NEXTで配信中)は、双方が折れない地獄絵図が続き、その規模に度肝を抜かれる。住む場所は選べても、隣人は決められないからこそ恐ろしい。 「ミッドサマー」など唯一無二のスマッシュヒット作を生み出す映画製作配給会社A24が手掛ける本作。監督のハリソン・フィッシュマンとディラン・レッドフォード(ロバート・レッドフォードの孫)が、全米各地で起こるさまざまなご近所トラブルを、2年以上もの歳月をかけて取材した。Advertisement トラブルの内容は、敷地の境界線をめぐる対立や動物による異臭などの問題から、ハロウィーンの家のデコレーションがきっかけのいざこざまで、多岐にわたる。ビーチ巡る攻防戦 敷地の境界線をめぐる対立、といってもそのスケールはやはりアメリカだ。 第1話は、私有ビーチに挟まれたわずかなスペースにある、公共のビーチについてのエピソード。 私有地の管理人たちは、所有地に立ち入るビーチ利用者をカメラで撮影しながら追い出そうとする。 公共ビーチ利用者のサラは、そんな管理人の態度に反発し、似たようなトラブルに立ち向かうビーチの“活動家”にコンタクトを取る。さらに“市民ジャーナリスト”もこのトラブルに目を付け、美しいビーチは混乱を極める。「ネイバーズ」U-NEXTにて独占配信中Ⓒ2026 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. HBO Max and related elements are property of Home Box Office, Inc.宇宙旅行者vs元上院議員! 第4話では、テキサスの閑静な街に越してきたアレクサが家の塀を2.4メートルの高さにしたところ、隣人のジェフが激怒する。 元上院議員で共和党員のジェフの言い分は、アレクサの家はウサマ・ビンラディンが潜んでいた施設に似ている、アレクサは麻薬カルテルとのつながりがある、平和な地域の雰囲気が壊れる――というもの。言いがかりに近い主張かと思いきや、家の塀には高さ制限の規定があるという。 一方のアレクサは、自分は「スペーストラベラー」で「人間の皮膚をまとっているの」と語り、ウェブサイトや講演会では、錬金術師と自称している。交わるべきでない2人が隣人となってしまった最悪の組み合わせといったところ。「ネイバーズ」U-NEXTにて独占配信中Ⓒ2026 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. HBO Max and related elements are property of Home Box Office, Inc.銃やSNSが遺恨を深化 取り上げられているトラブルの期間はさまざまで、10年以上続くものも。お互いに自分の考えに固執し、持てる力すべてをご近所トラブルに注力してしまう姿にむなしさを覚えつつも、アメリカに住む人々のたくましさ(と、時にずうずうしさ)をひしひしと感じる。 なかには、自分の生き方をかたくなに貫き通す当事者もおり、その執念は尋常ではない。さらに、自身の家だけでなく周囲の景観や雰囲気に強いこだわりを持つ人も多いが、それは不動産価値に直結するからだ。 トラブルの多くは、警察沙汰や訴訟に発展するが、完全な問題解決には至らない。 衝突すれば、脅し文句ではなく「通報してやる」と本当に警察を呼び、夢の中では対立相手を車でひいている、いざというときのために銃はある、覚悟はある、といった危険な言葉まで飛び出す。「ネイバーズ」U-NEXTにて独占配信中Ⓒ2026 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. HBO Max and related elements are property of Home Box Office, Inc.どうすればよかったか? 自身のトラブルを動画サイトに投稿し、バズった人もいる。監視カメラは至る所にあるし、拡散の仕方によっては世界中の人間を敵に回すことにもなりかねない。そのリスクを知ってか知らでか、自分の動画を誇らしげに語る。 1話約30分のなかで主に二つのトラブルを取り上げ、交互に経過を映し出すという構成のために混沌(こんとん)とした雰囲気が増幅される。 とてつもない量の情報が詰め込まれ、加えて当事者の意地とプライドとエゴ、さらには正義感までが何層にも重なるから、見ている方は「じゃあどうすればよかったのか」と袋小路にはまり込む。 ご近所トラブルで犠牲になるのは子どもたち。当事者である大人たちの激しい態度を目の当たりにして、子どもたちが隣人をどう思うのか。憂いの種が尽きない。「ネイバーズ」U-NEXTにて独占配信中Ⓒ2026 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. HBO Max and related elements are property of Home Box Office, Inc.豪州ホームステイで体験 危険な隣人 筆者は現在オーストラリアに住んでいるのだが、身をもって体験したご近所トラブルがある。 オーストラリアに着いて最初の1カ月、郊外の一軒家でホームステイをしていた。この時、隣の家から昼夜問わず、突然大音量で音楽が流れることがあった。わざわざ巨大なスピーカーを外に出し、家の窓が揺れるほどのクラブミュージックを流すのである。 ホームステイ先の人に聞いたところ、その住人は薬物に手を染めており、直接苦情をいうのは危険なのでできないということだった。何度か警察に通報されたこともあるようだが、しばらくすると元通りになってしまい、騒音が原因で引っ越した人もいたという。 本作の出演者のような衝突は避けたいが、何の非もないと感じているのに引っ越すのも理不尽だ。夢のマイホームを実現したとか経済的理由があるとかで、簡単に引っ越すことができない場合だってあるはずだ。 それにたとえ引っ越したところで、新たな隣人がどんな人かは予想がつかない。だからこそ、常に良き隣人でいたいと思わずにはいられない。 ご近所トラブルは、隣人がいる限り終わらないのかもしれない。早くも「ネイバーズ」シーズン2が決定した。きっとまた世界が広いことに圧倒されながらも、人ごととは思えない恐怖が待ち構えていそうだ。(梅山富美子)【時系列で見る】【前の記事】「九条の大罪」にみるNetflixのお家芸 ヒットのカギは過激×軽さにアリ?関連記事あわせて読みたいAdvertisementこの記事の特集・連載1時間24時間SNSスポニチのアクセスランキング1時間24時間1カ月アクセスランキングトップ' + '' + '' + csvData[i][2] + '' + '' + '' + listDate + '' + '' + '' + '' + '' + '' } rankingUl.innerHTML = htmlList;}const elements = document.getElementsByClassName('siderankinglist02-tab-item');let dataValue = '1_hour';Array.from(elements).forEach(element => { element.addEventListener('click', handleTabItemClick);});fetchDataAndShowRanking();//]]>