45年子どもたち見守った男性「寂しい」 岐路に立つ交通安全協会

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有料記事染田屋竜太2025年8月7日 9時00分児童・生徒の通学を見守る小林寿志さん(中央)=2025年7月11日午前7時45分、神奈川県逗子市、染田屋竜太撮影 朝から子どもの通学を見守り、春と秋の交通安全週間の活動などに協力してきた全国各地の「地区交通安全協会(地区安協)」が岐路に立っている。朝日新聞が47都道府県にある安協にアンケートをしたところ、その多くで会員数や加入率が減少していた。中にはこの10年で4割減ったところもあった。メンバーの多くはボランティア。活動は今後どうなるのか。 「気をつけて。ゆっくり渡っても平気ですよ」。7月の平日の午前7時半ごろ。神奈川県逗子市の住宅街の横断歩道で、小林寿志(ひさし)さん(72)は制服を着て旗を持ち、通学する児童・生徒に笑顔で声をかけていた。「おはようございます」「ありがとう」。子どもたちの元気なあいさつが返ってくる。朝7時半から横断歩道で児童らの通学を見守る小林寿志さん。足が悪いが「見守りをやめると事故が起きるんじゃないかと心配で」と、協会が閉鎖した後も続けている=2025年7月11日午前、神奈川県逗子市、染田屋竜太撮影 小林さんは逗子市の地区安協で交通指導員として約45年、通学の見守りなどを続けてきた。10年前には協会長に就いた。「児童が成長して子どもができ、2世代を見守ることもあります」と顔をほころばせる。■地区交通安全協会の歴史に幕…この記事を書いた人染田屋竜太東京社会部専門・関心分野事件・事故 国際ニュース(アジア)こんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ8月7日 (木)広島への原爆投下から80年日本の80兆円「我々のお金」日本人減少数、1年で90万人超8月6日 (水)コメ増産へ転換 首相が表明群馬・伊勢崎41.8度 最高更新甲子園開幕 夕方の開会式は初8月5日 (火)最低賃金、過去最高の6%増作業員死亡、20分間に4人がセ・リーグがDH制導入へ8月4日 (月)萩生田氏秘書を略式起訴へながら運転 増える重大事故JR東、平均7.1%値上げへトップニューストップページへ日本への相互関税、15%「上乗せ」か 米、日本政府の主張否定8:41石川県で線状降水帯 兵庫、新潟、秋田などには土砂災害警戒情報8:15園児が語った戦争「人が死ぬけえ、こわい」 背中焼かれた祖母の教え6:00スウェーデン首相がAIに「相談」波紋 「セカンドオピニオン得る」6:30「便利な社会」と外国人労働者の不可分な関係 どんな社会を望むのか6:00イヌは気前の良い人か見分けるのが難しい 京都大研究員らが実験7:30