MicrosoftがWindows Server Insider Preview(2026年2月時点の最新ビルド)で、ReFS(Resilient File System)からのブートを正式にサポートしたことがわかりました(Neowin)。ReFSは2012年に登場して以来、データ保全性とスケーラビリティを重視した次世代ファイルシステムとして進化してきましたが、OSのブートには使えないという制約が長年の課題でした。Windows Serverの最新ビルドでは、ReFSでフォーマットしたシステムドライブ(C:)から直接起動することができ、これはReFS登場から約14年越しの大きな転換点といえます。ReFSの特徴ReFSは整合性チェックと修復をオンラインで実行でき、NTFSのようにchkdskを必要としません。クラッシュ時の破損リスクを低減する「integrity-first」設計が特徴です。最大35PB(35,000TB)のボリュームを扱えることができるののも、大規模ストレージを扱う企業にとっては大きなメリットとなります(NTFSの一般的な上限である256TBを大幅に上回る)。仮想化や大規模ファイル操作に関するパフォーマンスの最適化も行われています。ブロッククローニングにより、巨大ファイルのコピーや VHDX作成が高速化し、スパースプロビジョニングで固定サイズVHDXの作成も効率的に行えます。どうやって試せるのか(Insider向け)以下の方法で試すことができます。Windows Server vNext Insider Preview(2026/2/11以降のビルド。29531.1000.260206-1841以降)を使用インストール時にC:ドライブをReFSでフォーマットUEFI必須(Legacy BIOSでは不可)インストール後、CドライブのプロパティでReFSになっているか確認企業にとって大きなメリットReFSブート対応は、NTFS依存からの脱却を意味し、企業のサーバー基盤に大きな変換をもたらします。データ保全性の強化によるダウンタイム削減や、仮想化基盤の高速化、将来の超大容量ストレージ時代へ対応により、特にHyper‑Vや大規模ストレージを扱う環境では、ReFS ブートが今後の標準構成になっていく可能性があります。