ヒグマ駆除で銃の許可取り消し 「これでは誰も撃てない」男性が訴え

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2026年2月27日 19時21分米田優人最高裁での弁論後に記者会見する池上治男さん=2026年2月27日午後、東京・霞が関、米田優人撮影 北海道公安委員会に銃を所持する許可を取り消された猟友会の男性が、「取り消しは違法だ」と訴えた訴訟で、最高裁第三小法廷(林道晴裁判長)は27日、男性と北海道の双方から意見を聞く弁論を開いた。男性は「安心してハンター活動ができるようにしてほしい」と訴えた。判決は3月27日に言い渡される。 弁論は高裁の結論を変えるために必要な手続き。男性が敗訴した札幌高裁判決が見直される可能性がある。 男性は、北海道猟友会砂川支部長の池上治男さん(76)。2018年、砂川市からヒグマの駆除を頼まれてライフル銃を1発撃ち、上り斜面にいたヒグマに命中させた。道側は、斜面に建物があったため「建物に向けて撃った」と判断し、銃を所持する許可を取り消した。 池上さん側は弁論で、ハンターが警察の代わりに鳥獣を駆除し、社会貢献を果たしている点を重視すべきだと主張。許可の取り消しは裁量を逸脱し、違法だと訴えた。 これに対して道側は、現場近くに市職員や警察官がいたことから「人の生命や身体が危険にさらされていた」と主張。発射行為は極めて危険だったと述べ、取り消しは妥当だと反論した。 一審・札幌地裁は、建物に弾丸が当たる具体的な危険性を認めず、道側の処分を違法だと認めて取り消した。しかし、二審・札幌高裁は、弾丸がヒグマに命中したとしても、その後の弾道の変化などで建物に届くおそれがあったとして、処分は適法と判断した。 池上さんは弁論後の会見で「私ひとりの問題ではない。本来は警察がやるべきことをやっているのに、こんなことになるなら誰も撃てない」と語った。 代理人の中村憲昭弁護士は「現場に萎縮効果が生まれている。最高裁には、(ハンターが)安心して撃てるような指針を示してもらい、速やかに池上さんに銃を返してほしい」と求めた。【スタンダードコース|デジタルのみ】有料記事が読み放題!今なら4カ月間月額200円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちらこの記事を書いた人米田優人東京社会部|最高裁専門・関心分野司法、刑事政策、消費者問題関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ2月27日 (金)出生数 10年連続で減少SNSから犯罪被害 小学生増加フェルメール 最初期の作品も2月26日 (木)「日野町事件」再審開始へ高市首相 カタログギフト配布マイクロソフト 独禁法違反か2月25日 (水)トランプ政権 代替関税を発動中国、軍民両用品の輸出禁止侵攻4年 いまだ見えぬ終戦2月24日 (火)スカイツリーで緊急停止「まるで本物」実はニセ広告「早上がり」賃金でトラブルトップニューストップページへ天皇陛下がWBC観戦へ 67年前は長嶋茂雄さんがサヨナラ本塁打16:49住宅ローン変動金利引き上げ 急増する借り換え相談、「逃げ切り」へ18:08「延命治療しない」妻の思いに夫は 医療が寄り添う、期間区切る治療15:00最高気温40度以上の日、新名称を募集 気象庁が今夏から運用17:00金正恩氏が党大会で誇った「成果」の裏は 韓国識者が現地情報で分析16:00【解説人語】再編進む高校と入試 少子化や授業料無償化でどうなる?17:00