「事故を起こしたのはご主人」 被告から船長の妻への電話 知床裁判

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2026年3月2日 12時22分(2026年3月2日 12時33分更新)新谷千布美釧路地裁に入る直前、振り返り一礼する桂田精一被告=2026年3月2日午前9時35分、北海道釧路市、加藤丈朗撮影 北海道・知床半島沖で2022年、遊覧船が沈没し26人が死亡・行方不明となった事故で、業務上過失致死罪に問われた運航会社「知床遊覧船」社長の桂田精一被告(62)の第8回公判が2日、釧路地裁で始まった。検察側が乗船していた船長と甲板員の調書も読み上げた。 「夫に代わり、乗客と家族のみなさまに心から謝罪したい」。調書はそう始まった。 KAZUⅠ(カズワン)を操船していた船長(当時54)=業務上過失致死容疑などで書類送検、被疑者死亡で不起訴=の妻の調書だ。 船長は、とてもやさしい性格で長男をかわいがっていた。北海道には単身赴任で、事故前の22年4月12日に自宅に帰ってきて家族3人で焼き肉を食べに行ったという。 その時は、観光船の仕事は「人命第一の仕事。少しでも波が出たら帰らないといけない」と話していたという。 カズワンは強風・波浪注意報が出される中、出航。4月23日午後1時20分過ぎに沈没した。 桂田被告からは事故後、「事故を起こしたのはご主人です」と話があったという。父のことが大好きだった大学生の長男は精神的に不安定になり、休学した。 船長の遺体は、5カ月経ってから見つかった。 妻は「船長として夫の責任は理解しています。それでも桂田社長が『少しでも危ないなら出航しない』という考えを徹底していれば、夫は違う判断をしたのではないかと思います」と話したという。 カズワンに甲板員として乗船していた男性の父の調書も読み上げられた。 男性は税理士を目指していた。だが、試験に落ち、「知床遊覧船」に入社。まもなく事故が起きた。 カズワンが行方不明になったことは、ニュースで知った。息子にLINEを送っても、返信が無い。桂田被告から、留守電が残っていた。「カズワンの甲板員として乗っていた」 男性の父親は、「まだ20代で、生きていればひとかどの税理士になっていたかもしれない。本当にいなくなってしまったのかと、やりきれない思い」と調書で明かした。【スタンダードコース|デジタルのみ】有料記事が読み放題!今なら4カ月間月額200円!詳しくはこちら【ダブルコース半年割|宅配購読者限定】今だけ超特価!はじめの4カ月間は月額100円!詳しくはこちら関連トピック・ジャンルこんな特集も注目ニュースが1分でわかるニュースの要点へ3月2日 (月)イラン最高指導者 殺害される商船三井 ホルムズ海峡足止め節約志向 落ち込む肉消費3月1日 (日)米・イスラエル、イラン攻撃クリントン氏「犯罪知らず」名鉄百貨店本店が閉店2月28日 (土)消費減税法案 今秋の提出意欲ワーナー争奪戦 ネトフリ撤退天皇陛下がWBC観戦へ2月27日 (金)出生数 10年連続で減少SNSから犯罪被害 小学生増加フェルメール 最初期の作品もトップニューストップページへ暴走するトランプ政権、軍事介入も黙認する日本や欧州 批判したのは5:00「物価高対策の帳消しも」イラン攻撃で原油急騰 日本経済への影響は12:24誕生日にプロポーズのはずが 母「娘は人災で亡くなった」 知床裁判11:38グラフィックデザイナーの永井一正さん死去 96歳 札幌五輪マーク11:29第2のレアアース?「人工ダイヤ」対米投資の狙いとは 4つの要点11:04渋谷でポイ捨てしたら「過料2千円」6月実施 商店街は毎日ごみ拾い12:00